第一の波 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

マージーに何故か疎まれていたメイドさんは
いい人だった。
そして、よくやってくれた。
床や棚を全て除菌してくれて
それはそれは大変だったに違いない掃除
そして、私がしてほしかったこと。
これで少し安心できる・・・。
そんな気持ちにしてくれた。
だから余計に心苦しいマージーの態度。

メイドさんが帰ると
気疲れしたのか
気分が更に悪くなる。
この時点でものすごい吐き気がする。

何かがおかしい・・・
そう思いながらの夕飯の支度。
食べ物の臭いがするがするだけで
胃液が逆流する。

この感覚・・・どこかで・・・
そう思った私、とっさに思いついたのが
オメデタ???・・・。


そんなわけない

時期的にも無理がある。
でも、何か妊娠中の悪阻に似ている
感じ・・・。
私は悪阻が酷かったので
この時は同じような感覚だったので
ちょっと疑った。

とにかく気分が悪くて
食べ物自体見れない。

そうこうしているうちに夫帰宅。
疲れて帰ってきた夫に
直ぐさま交代してもらう。
とにかく気分が悪い。

ベットで横になると・・・少し収まる。
しかし・・・
一時すると、ものすごい痛みを
お腹に感じ始める。
お腹が熱い。

そして、妊娠の疑いはなくなった。
痛い箇所が違う。
これは胃腸だ。

あまりの体調不良に
皆さんに意見を求めたブログ。
皆さんおっしゃる通り
ノロウィルス・・・
あの内容で間違いないかもと
確信にかわる。

先日まではおかしいと思っていただけだったか
実際に症状にかわると・・・
わかりやすいほど強い吐き気に襲われる。

このとき、何故か数時間後痛みが和らいだ。

私は重い体を起こして
夫の手伝いをしにいく。
正直にきつかった。
しかし、夫も大変だというということは
わかっていた。
だから、私の出来ることを無理にでもやろうという
私の夫に対する愛情。

しかし、この愛情は夫には伝わらず・・・
むしろ夫は誤解をし始める。
私は仮病ではないかと・・・

このことは後に発覚する。

とにかく手伝った。
本当は気持ち悪くて食べれない夫が用意した
パスタも
無理に食べた。

マージーは今回
「マージーの嫌いなパスタ」が出て
ご機嫌斜め。
いらない、他のものを出せと
また理不尽なことを言うので
本当は気持ち悪くて食べれないパスタを
余計に意地になって食べた私。

夫は「嫌いなものでも食べて。」と冷たくあしらう。
この日いつもマージーばかりを優先した食事だったので
夫は子供達の大好きなものを優先したのだ。
でも、たった1日。
子供達のため・・・
それでも許せないマージー。

食後に紅茶が欲しいというマージーに
夫が紅茶を作ろうとすると・・・
「あなたの入れた紅茶は美味しくないの。
ヒロの紅茶が美味しいの。」と
気分が悪くて横になっている私を使おうとするマージーに
「紅茶なんて誰が入れても一緒。
ヒロはきついんだから無理。」
と機嫌悪く紅茶を入れる。

この時点で夫は私はただ疲れていて
横になっていると思っている。
実際、この時期夫は自分のことで精一杯だったのだろう。
私も自分がおかしいことを夫には言ってなかった。
それくらい夫のやることは山積みで
夫には私の話を聞く時間はなかった。

そして・・・
とうとう、私は我慢できずに
一回目の嘔吐。
大量にリビング横のトイレに○△□。

それを見ていた夫。
ここでやっと私が病気だと認定したようだ。
私がトイレにしがみつくように
吐いている様子に背中をさすりながら
「大丈夫?お水持ってこようか?」
ここに来て、初めて私の方を向いた
そんな感じに思えた。

この後もトイレから出られす・・・
吐くものがなくなっても
吐き気がする。
少し落ち着いてベットに行こうとすると・・・
トイレに逆戻りしないといけないほどの吐き気に襲われる。
こんなことを何度も繰り返し
やっとベットに横になる。

この時点で夫は疲れて眠ってしまっていた。

私は・・・
ベットで横になっても
お腹の痛みが強すぎて
眠れず
痛みが治まれば、
今度は吐き気
もう、トイレに這って行く。
その繰り返し。
トイレとベットの往復で夜が明けた。

朝になっても吐き気が収まらない私を見て
夫はやっと私が大変なことになっていると思った様子。
夫、自分がきついと
ここまで鈍感になる。

やっと私が病気だと認定した夫は
突然猛烈な怒りに襲われたよう。
「だれが僕の妻をこんなことにした?」
私の症状やなんかから
私がガストロ系の病気
(ノロウィルスはガストロの中の一つのウィルス)
つまり、汚物に触って感染したことで間違いないと
思った様子。

気づくの遅い・・・本当に。

そして向かった先は
マージーの部屋。
起きたばかりのマージーに
怒鳴りつける夫、
なんと言っていたかは
遠い意識の中だったので
あまり覚えてないが
「ヒロは僕の妻なんだ。
なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだ?
ちゃんとトイレをしていればこんなことになならなかったはず、
どうしてくれるんだ?」
とまあ、こんな内容だったように記憶している。

マージーは必死に言い訳していたのだけは覚えている。
「(義父)の食中毒が移ったのよ。
最後にキスして飛行機に乗ったから!」と
最愛の息子のせいにして必死に逃れているマージー。
遠のく意識の中、
「自分の息子だろ?
罪かぶせるなんて
そりゃないよ・・・」と思って
意識がなくなった私・・・。

この時点で夫とマージーが何をどう話したのかは
全くわからない。
しかし、夫はすっかりマージーと打ち解けていた。
悪いのは送り際にキスをした義父。
そんなことで落ち着き勝手に一件落着。

この馬鹿二人
そうとしか思えない結論に頭が痛い私。

後で聞いた話
夫はマージーのことを責めすぎて
泣かせてしまったそうな。
96歳の年老いた自分の祖母を
泣かしたという罪悪感が
彼の行動がかわっていくきっかけとなったよう。

つまり、この後から
夫はマージーの側についた発言が多くなっていく。
良くも悪くもマージー女優だったのだと
後に知ることになるのだが・・・

すっかり仲良くなった孫の夫とマージー。
私は相変わらずの吐き気と痛みに耐えながらベットの中。
子供達の世話も全て夫に任せている。
私が発症した今
私の体調も理由の一つだが
それ以上に大きな理由は
なるべく子供達と接触するのをさけるため。

この病気の辛さを既に体験している私は
絶対に子供達にうつしたくなかった。
もしかしたら、重症になるかもしれない。
小さい娘は特に・・・
そう恐れていた。

それに、夫がこの日から1週間の休暇に入るため
もう何も心配要らずに
夫に全てを任せれる。
ゆっくり休んで早くよくなろう。

しかし、実際は横になっても痛い
しかし、頭を起こすと
猛烈な吐き気が襲ってくるため
寝てないといけない。

痛さに黙って耐えられそうもなく
ブログを書いて気を紛らわせようと
鬼のようにブログを書きまくった。
ストレスに任せて書くブログは
意外に早くし上がった。
そして、ほんの少し痛さを忘れられた。
書いて忘れるんだ。
書けば忘れられる。
そう思って
痛さと戦いながら
トイレに駆け込みながら
無我夢中で書いた。
今考えれば
現実逃避だったのだろう。

夫は私が病気なことは
わかってくれていると思っていた。

しかし、実際はそうではなかった。
後にそのことが明らかになり
私たちはかつてない危機を迎えるのであった。