引き裂かれる親子 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

夫はイギリス人。
海外にいても、イギリスは当然気になるようで
いつも、イギリスのニュースは欠かさず見ている。

そんなある日、夫が衝撃的な映像を見始めた。
どうみても、素人がとったビデオ・・・
多分you tubeからだったと思う。
そのビデオには親子と
日本で言う児童相談員のような人が映っていた。
この相談員の男性は、
嫌がり、泣きじゃくる子供を無理やり親から引き離す。
親は叫びながら、子供を返してくれとわめいている。
正に、地獄のような映像だった・・・

イギリスでは毎年、13万人1万人もの子供たちが親から引き離され、
児童施設に入れられる。
1年間に13万人 (訂正)1万人・・・ものすごい数・・・

この背景にはある事件が関係していると言われている。
2007年にロンドンで、母親と彼氏なる男性とその兄
実に3人もの成人から虐待を受けた
幼いピーターが殺された事件。(baby p )
この事件で、児童保護へのあり方が社会問題として大きく取り上げられた。

この後から、児童相談員は少しでも虐待や親としての責任がない疑いがあると、
すぐに親から子を引き離す・・・。
係員の判断のもと・・・
児童相談所の責任を問題視されたこの事件で、
判決以前よりも極端に強引な対応になってきているようだ。

児童相談所の仕事は確かに子供の置かれている状況を
家庭の外から判断するので、非常に難しい仕事・・・
それを見落としたことによって起こる悲劇で、
彼らの相談員の存在も攻められる世の中。
そんな世の中に、過敏に対応し、少しでも疑う余地があると
このビデオのような親子の悲劇へとつながっていくようだ。

元はといえば、きちんと子育てしていない親の責任ではあるものの、
親も子も一緒にいたいと懇願しているこの状況で、
果たして、政府が介入し、親子を引き裂くことが本当に解決策なのだろうか?
などと、素人ながらに思ってしまう・・・。
もちろん、児童相談員がこのような形で介入し、親子を引き裂くことで
救われた子供たちも多く存在するのであろうが、 
もっと違う解決方法はないのだろうか?

子供は親元で育つのが一番。
子供に命の危険が伴うような場合は別として、
本当に親も子も一緒にいたいと思っているなら
親子共々、一緒に暮らせる・・・そんな環境を整えるために
力を注いで欲しい。
とはいえ、家庭には戻せない現状がある。
ならば、親も一緒に厚生施設に入り、生活を改めさせるとか・・・
そんなチャンスを与えても、良いのではないか?
そんな風に思ってしまう。
そして、児童相談員は親子を引き離して終わりではなく
いずれは親子一緒に暮らせる環境を作る・・・
そんなことを最終目的にするべきではないだろうか・・・。
間違っているかもしれないが、そんな風に考えてしまう素人の私。

ちなみに親から引き離され、施設に入れられた子供たちの約8割以上は
将来何らかの犯罪に手を染める・・・そんな結果が出ているイギリス。
結局親と引き離しても、違う劣悪な環境に入れ替えるだけ・・・。
引き離すことだけが注目を浴び、そこに力を入れ、
その後の子供たちのケアは重要視されていない。
本来一番力を入れるべきところのはずなのに・・・。
そして、そんな環境で育った子供たちが家族を持ち、
また同じことを繰り返す・・・
そんな悪の連鎖を止める何かは、今の対策からは見えてこない。

事実婚が多くなってきたイギリス。
もちろん全員ではないにしろ、親の奔放な生活や恋愛を重視し、
子供への責任や関心が低くなってきている親が
増加傾向にある現状。
また、例え結婚していたとしても、
子供への責任感は保証されたものではないのも事実。
これからのイギリスはこのような親たちの時代に突入しているのかもしれない。

だからこそ国や相談員は、責任を追及されることに焦点を合わせるのではなく、
長い将来を見据えて、
これからのイギリスを担う子供たちが
幸せに暮らせるような環境を
どう整えるのか・・・
そんなことに焦点をあわせて欲しい。
そう思ってやまない。



きっと、私が思うよりも複雑で難しい問題だろうが・・・・
イギリスよ!もっと頑張ってくれ・・・。

コメントいただいた皆さんすみません!
大きな間違いをしていました。
13万人ではなく、1万人
でした。
間違いすぎました!(恥)
本当にゴメンナサイ!!



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