サバンナで迷走・・・ 1 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

汗びっしょりで、過ごしたサファリ初日のこのキャンプ場。
景色が綺麗でロケーションも最高だっただけに、
水が「川の水」なのは非常に残念だった。
アフリカだから、しょうがないし、水の確認をしなかった私が悪いのだろうが・・・
完全に国立公園内のキャンプ場の水の知識がなかった私。
勝手に地下水を使っていると思っていた。
知らないということは恐ろしい・・・

とにかく、このキャンプ場を後にして少し気分が楽になった。
しかし、問題はある。
この日このキャンプ場をキャンセルした私たちには、泊まる宿がない。
サバンナのど真ん中で宿無し・・・
これから、どうすればいいのだろうか・・・

地図を広げると、キャンプ場の名前やホテルの名前が載っている。
しかし、この地図、かなり古い。
今も、そこにホテルやキャンプ場があるのか疑わしい・・・・

とりあえず、一番近いキャンプ場を目指す。
そのキャンプ場の名はRhino Campである。
地図上ではこのキャンプ場はここから、5・6キロ先のはず。
小道に入るルート。
ちょっと緊張する。
小さな谷を越えると
建物が見え始める。
「あれじゃない?」といいながら、すごく荒れた道を通る。
さすがサファリってかんじの道
やっとの思いでついたこのキャンプ場、
しかし、なんだか様子がおかしい。

そしてキャンプ場から人が出てきた。
その男性に「何かようですか?」と聞かれた。
何かようですかって、宿を探しているからきたに決まっているが・・
何でそんなことを言うのだろう・・・この男性は・・・・
このときはそう思った。
夫が「宿を探しています。このキャンプ場の中を見たいのですが・・・」
前回のキャンプ場で水があんな状態(川の水まんま)だったので、
今回は用心深くチェックするよう指示していた私。
すると、この男性はニコニコしながら
「ここは人間が泊まるキャンプ場ではありません。
Rhino Camp(ライノ=サイのキャンプ)つまり、
絶滅種に指定されている
サイを守るための保護活動の拠点なのです。」
「へ?」
キャンプはキャンプでもサイのためのキャンプ場・・・
大間違いである。

「はは、そうでしたか・・・」と夫は笑いながら言う。
「ここには泊まれませんが、この道を行けば、ほかの宿泊施設がありますよ。」
と丁寧に道を教えてくれた男性。
お礼を言ってこのキャンプ場を後にする。

2人で大爆笑した。
なんともアホな間違えをしたものだ。
しかし、男性はここにサイが住んでいると言っていた。それも白サイ。
超珍しい種類のはず。
私がサイが見れると期待していると、
「ライオンよりもヒョウよりも獰猛な動物はサイなんだよ!
早くここを出ないと!!」とあせる夫。
確かに、サイの力はすごい。
もし、突進してきたらランドクルーザーといえども破壊されるだろう。
足早にその場を立ち去る私達。

しかし、一時しておかしいことに気づく。
もうそろそろ大きな道に出ていいはずなのに・・・
さっき、キャンプ場できいた道・・・あれ本当だったのだろうか?
なんだか思わぬ方向に行っているような気がする。
ふと、「Lion Hill Lodge」のマネージャーの言葉を思い出す・・・
「この国で男性に道を聞いてはいけない・・・」
しまったー!忘れていた・・・
うっかりして道をきいてしまい、
今どこにいるのかさっぱりわからない~!!

そう、私たちは完全に迷った・・・
サバンナのど真ん中、
サイが突進してくる可能性があるこの場所で・・・
こうして頭が真っ白になる・・・
馬鹿な私であった。

つづく

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