賢いアドバイス | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

大満足の部屋でのんびり、双眼鏡を片手に動物を見る私たち。
風が気持ちいい。深呼吸するたびにいい気分になる。
本当に幸せな気分。
そうこうしているうちに日が暮れた。
私たちの窓は東を向いたいたので夕日は見れなかった。
しかし、朝日は見れる。
ぜひ、ケニアの日の出を見たいので早起きすることを心に誓う。

夕食の準備が整う時間。
部屋を後にし、レストランへ向かう。


左側からの撮影

右側からの撮影。ここが私たちの指定席・・・

オープンになっていて、夜風が気持ちいい。
ちょっと寒いくらい。
席から見える景色は最高だった。

サファリから帰ってくる多くのバスを見て
私たちのサファリに思いをはせる。
ふと気がつくと、私たちの席から本当に3メートル先が国立公園の境界線。

(席からの景色。)
写真の左側の細い木(真ん中の植木は違います)の右側に棒がある。
その棒は国立公園の境界線の柱。
この柱が無数にあり、柱と柱の間に微弱電流が流れる電線が引いてある。
この電線により、動物の行動を制限しているようだ。
つまり、脅し程度の微弱電気ショックをあたえ、
この境界線以上は動物は出入りできないようにしているのだ。(小動物を除く。)

昔、国立公園内の動物の行き来きを
どうやって制限しているのか不思議だったが、
やっと疑問が解けた。

ここの境界線の柱のあたり(上の写真のところ)にゾウがよく登ってくるらしい。

(こんな感じに・・・)
ここで私たちの部屋の世話をしている男性に、
「ここで、ゾウ見れますかね?」と聞いてみた。
すると「約束できませんが、見れる確率は高いです。
昨日の朝やってきましたからね!」と男性
「おお~!!」夫と私は同時に言った。期待が高まる。

一時して料理が運ばれてきた。
夫の同僚の紹介でここに泊まっている私たち。
夫の同僚のおかげで、宿泊料金も破格の値段だった。(特別割引)
日本でもあんな値段では3食付では泊まれない・・・
ここケニアはとにかくホテルは高い。
特に国立公園近くのロッジやホテルは一人4万や5万は当たり前。
一番安くて変なホテルでも一人2万円くらい・・・
私たちの宿泊費はこれに比べたら本当に安かった。
ずいぶん無理をしてくれたと思う。
だから、あまり多くを望んでいなかったが、
料理はとても美味しかった。
いくつもあるメインコースが選べ、
何日泊まっても飽きが来ないように工夫している様子。

私たちのすぐ隣で、マネージャーの男性(同僚の友達)が食事を始めた。
私たちが食べているものと全く同じもの。
ただ食事をしているだけかと思っていたが、実は食事のチェックをしていた。
食後に料理長を呼びつけ、細かく打ち合わせをしている。
日本では考えられないが、逆に私は好感を持った。
自分たちでも何をお客に出しているのか、手っ取り早く把握できる。
それに、いつもマレージャーに食べさせることが前提だと、コックも緊張感が保てる。
なんとなく、このマネージャーの男性がボスとして
頭が切れることは想像できた。
このロッジがアットホームな感じであるのに、
従業員のマナーといい、サービスといい、好感が持てたのはこの男性のおかげだろう。

食事のあと、このマネージャーの男性が近寄ってきて、
「なにか、不自由なことはございませんか?」と聞いてきた。
夫も私も「全く問題ありません。とても快適です」と返事をする。
「明日はどうなされるんですか?」と男性が聞いたので、
「明日は何も予定がなくて、どうしようか考えていたところです。」と夫
「サファリには行かないんですか?」と男性
「明後日行く予定です。」と夫
「では、バスがこちらに迎えに来るのですか?」と男性
「いいえ。自分たちの車で公園に入ります。」と夫
「でも、たしかケニアは初めてでしたよね。」と男性
「ええ、初めてです。」と夫
その後、このマネージャーの男性はしばらく考えて、
「明日ソルトリックに行ってみてはいかがですか?」
と言われた。
このとき、なぜこのマネージャーの男性がこのようなことを
私たちに言ったのか、深くは考えなかった。
この時はただ、観光地だから行ってみては?という提案だったと思っていた。
しかし、この男性は本当に賢く、
私たちがこれから体験するであろう困難を予測して、
アドバイスをしてくれたのであった。

そしてこのアドバイスのおかげで、私たちは後に救われるのである。

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