2011年3月11日のあの日・・・ | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

ほぼ毎日孫と一緒に外に出て
何かをするようになった母は、自然と歩けるようになっていった。
以前は10分以上歩くと、座り込んでしまっていた母。
1ヶ月もすると3時間くらい歩いても平気になっていき
いつもと変わらないくらいにまでなっていった。
痛みは少しあるものの、前のように寝たきり状態ではなくなった。
少し安心できる状態だった。

夫がサウジに発って1ヶ月半がたったころ
やっと連絡が入る。
夫のビザが下りたのだ。
私もずっと遊んでいたわけではない。
下準備はばっちり。
日本で取るサウジのビザは代理店を通す必要がある。
親切で丁寧に説明をしてくれた東京の代理店に
全てをお任せする予定だった。
身体検査を赤十字病院で受け、それを病院側で英訳し、印鑑をもらう。
そしてパスポートや夫から送られてきた書類など
全て準備が整った日
3月11日
その日の朝、電話で東京の代理店と打ち合わせ予定だった。
朝から、担当者の方は忙しかったようで、
なかなかつかまらない。
何度も電話をする。
失礼を承知で急いだのは他でもない夫のため。
1日でも早く行かないと・・・
いつもスカイプで見る夫は、ギリギリの状態。
今にも壊れそうな夫の姿を初めて見たからだった。

だからストーカーと思われてもいい。失礼と思われてもいい。
早く終わらせる必要があった。

忘れもしない、3月11日 3時半ごろ
この日5回目の電話を東京にかける。
すると、今までに聞いたことのない
電話のアナウンス・・・
なんだか不思議だが、胸騒ぎがしたので
とりあえずテレビをつけた。

すると今まで見たことがない映像が流れている。
陸地に波が押し寄せ、人や車が水の中にのまれていく。
上空からの映像でも、はっきり、その波のスピードが
ものすごい速さで押し寄せているのがわかる。
何もかも飲み込んでいく波。
信じられない光景・・・
唖然とする私。
2011年3月11日三陸沖地震であった。

この時の映像で、ただ事ではない地震が起こったのは
すぐにわかった。
しかし、この地震が私達に大きな影響を及ぼすことに
このときは気づかなかった。