クリスマスを間近にひかえていたある日
夕食を食べていると
義弟が急にプレゼントの話をしだした。
「僕のプレゼントもう買った？」と訊いてきた。
義母は「何でそんなこと訊くの？」と不思議そうであった。
「実はほしいものがあって、それが結構高かったので、
現金が欲しいんだけど・・・」と義弟
でた・・・３２歳義弟よ
そんな年になっても親にプレゼントは金で
なんていうか普通？
プレゼントは送る人の心だ。
もらう人が要求するものではない。
それに、そんなもん買う金があったら、家賃払え！とは言わない親。
「で、いくらなの？」と訊く義母
「２５０ポンド（3万８千円）」と義弟
「そんなにお金あげられないわ。」と義母
アホだこいつ。定年退職し、年金の支給が義母以外ない両親。
（義父はもう少し支給まで待たなければならなかった）
金銭的に余裕がないのを知っていてこの要求。
何度も言うが、そんな金あるなら家賃払えー！
「じゃあ、半分の１００ポンド（1万5千円）でどう？
誕生日の分を入れて。」と義弟
誕生日の分も計算していたのか？この歳で・・・
「・・・・・」と義母
「もう実は買ってしまっているから、お金もらえないと払えない。」という義弟
開いた口がふさがらなかった。
最初から親の金を当てにして買っていたとは・・・
しぶしぶ金を渡す義母。
しかし要求は更に続く。
今度は私達に
「僕のプレゼント買ってなかったら現金でちょうだい」といってきた義弟
実はもう買っている。
すると夫が「いいよ。現金ね。」と返事してしまった。
結局現金とプレゼントをやる羽目に・・・
あつかましいやつ・・・マジで
誕生日プレゼントは夫は義弟からもらったことがないので
今回はやらない。（以前何度もプレゼントをやったが・・・）
義弟、みんなの金を当てにして
何を買ったかというと、キーボードを買っていた。
音楽を作曲するのが趣味だかららしいが。
実は夫の趣味も曲を作ること。
以前から欲しがっていたキーボード
しかし、夫は口が裂けても彼のようには金をせびらない。
同じ家族でこうも違うか？
と思ってしまった。
クリスマス目前の３２歳義弟の要求であった。
