義弟の彼女は「わがままなベジタリアン」! 2 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

夫と義理の弟は小さいころから
とても仲が良かった。
弟がいじめにあったりすると、
兄の夫はそのいじめた子に仕返しにいって
コテンパンにやっつけたというエピソードがあるほどである。
大学生のときもこの二人はよく一緒にいた。
一時は一緒に住んでいた時期があったようである。
それくらいなかのいい兄弟であった。

ある日 義父母が旅行に行くと言い出した。
2週間ほどである。
義母が「親子水入らずで思う存分羽をのばしなさい」と私たちに言う。

イギリスに来て初めて親子水入らずで暮らせるチャンスだった。
テンションが上がった!
うつ病で常に後ろ向きな私も、
このときだけは喜んだ。

しかし、喜んだのは私たち家族だけではなかった。
義弟も喜んでいた。
弟は彼女を呼ぶ計画を立てていた。
実は彼女、義父母が好きではない。
義父母も当然好きではない。
まあ、あれだけ無礼な彼女だから、好かれるほうが難しいが・・・
だから義父母がいないこの2週間彼女も来る予定にしていたのだった。
それを知るとテンションが一気に下がった。

彼女はデンマークの大学に通う大学生。
専攻はこともあろうに初等教育。
あんなに周りが見えないのにどんな教育者になるつもりやら・・・
とにかく暇な時期だったらしく、彼女も来る。

彼女が来る前の3日間はとても楽しかった。
義弟も彼女がいないと結構ふつうのちょっととぼけた感じの人
やわらかい人であった。
だから、普通に楽しかった。
なんとなくやっていけそうな雰囲気だった。

しかし、状況は一変する。

彼女がやってきた。
弟はなぜかお金がなかったよう。
彼女にせがまれて
お酒を買おうとするが
お金がない。
そこで義父母が食費として置いていったお金に手をつけようとする。

このお金は義母が義弟が食費を負担しないだろうからと
いつも義父母が負担していた額を
私達の負担が重くならないように置いていったもの。
実はこの頃、私達は予想以上に長いイギリスでの生活で
貯金が底をつきつつあった。
そのことを知っている義父母の心遣い。
しかし、タダで置いていったのではない。
家を掃除をする条件で置いていった。
従って、掃除も片付けもしないこのカップルには
何の権利もない。
しかし、義母はそのことをきちんと伝えないで
弟に「食費だから」と説明。
「このお金の意味はわかるはず・・・」という
義母の義弟に対する過大評価。
今までもかなり、期待を裏切ってきた32歳の義弟のことを
まだ評価している義母もどうかと思うが・・・
その義母の気持ちもわからない32歳義弟はもっとすごい・・・

だから、全くわかっていないこの義弟はこのお金を使う権利があると主張。
このやり取りを横でニヤニヤしながらみている彼女

「あなた達は何もしないから、そんな権利はない」とは
面と向かっていえる訳でもない。
夫も頭を抱えている。

「これはお酒を買うためのお金じゃないから」と説明
「じゃあ、半分は俺達の権利ということでいいだろう?」と義弟

このバカップルめ!私の本当の弟だったら
コテンパンに言ってやるところだが
ここはこの家族の不思議なところ。
絶対に思っていることを言い合わない。

「わかった。でも食費だからそのことは忘れないで」と夫
わかるはずがない。
この人たちに食費の意味がわかっているとは思えない。

そして、結局その金で酒を買ったバカップル
その酒はみんなで飲むわけでもなく
自分達だけで飲み干した。

それだけではない。
義母が置いていったお金の半分は私達のものだと
弟が言い出したくせに、
お金が足りなくなったのか
その半分にも私達がいない間に手をつけていた。
このお金はもしものときのために、
手をつけないように
キッチンに置いていたお金。

これには夫も怒った。
「ちゃんと返させるから・・・」

そして問題が起こる。

つづく