『本が紡いだ五つの奇跡』 森沢明夫
森沢明夫要素満載の1冊でした!連作短編集で、ちょいちょい他の森沢明夫作品の登場人物やモチーフが登場して、そして心あたたまる気持ちがやさぐれているときにぴったりです
最初はちょっと不穏なスタートで「あれ?これ本当に森沢明夫作品だっけ?」とつい表紙を確認してしまいました「よしよし、間違いない。では大丈夫だろう」と読み進めてノンストップで読了です。最後は期待を持たせる感じで終わり、単純な私は「そこのところははっきりさせてから(ハッピーなんでしょうね!)終わらせてほしい!」と思ってしまいましたが、まぁ大丈夫でしょう!
家族の死やら余命やらで暗い要素があちこちにありましたが、人生ってそういうものですもんね。今回は「さよならドグマ」という1冊の本がいろいろな人の人生を前向きにさせているので、本のパワーを感じます
もうこうなったら今までの森沢明夫作品全ての登場人物が総出する作品を読みたい!
ものすごく分厚い1冊になりそうだけれど、リクエストします