『桜の下殺人事件』 西村京太郎
複数の殺人事件が書かれていますが「桜の下」で行われた事件は一つ。トラベルミステリーということで各地で殺人事件が起こります愛知だったり長野だったり、地名の勉強になります
事件そのものは相変わらず恐ろしい精神科医による作られた人格そして殺人を実行させる、としかも女性ばかり自分がそのような目に遭ったらと思うと恐怖しかありません。医者は善人であってほしい。少なくとも仕事の面では
しかし、いちばん着目したのは十津川警部の妻・直子さんがまた事件に巻き込まれたところ切り付けられるの、何度目でしょうご自身で事件に首を突っ込んで犯人に捕まるということもありましたが、警部の妻はこんなにも狙われるとは… 空手かレスリングでも習って護衛に力を入れるしかないですね。そして犯人に「妻に手を出しやがて」と怒りをぶつける十津川警部にはグッときます。
満喫満喫の1冊でした