『リカバリー・カバヒコ』 青山美智子
いつもながらの連作短編集でホッとします。みんながみんな、前向きになっているところにこちらも励まされます
表紙がちょっと絵本チックと思っていたので悩んでしまいましたが、「いや、青山美智子作品だし
」と思い切って読み始めました。ナイス、自分
読んでよかったです。
高校生男子にママに小学生の少年に若手女性社員にベテラン男性社員に…と立場がそれぞれ異なる人物たちが公園のアニマルライドにリカバリーしてもらう様子に私も前のめりです私だったら一体どこを撫でようかしら… 万年肩こりなので肩?でもカバの肩ってどこ
誰もが生きづらさを感じながら毎日過ごしているものだよなぁ。そんなときリカバリーしてくれるカバヒコ。カバだけに。カバヒコのおかげで毎日が明るくなりそう。いや、私が着目しているのはスグルくん!抜けている感はあるけれど、常に前向き。真っすぐで一生懸命。最高の少年です!
カバヒコを探しに公園巡りをしたくなりました