『ヴィーナスの誕生』 原田マハ
短編集の中の一編です。短めであっという間に終わってしまうので、「その後は想像にお任せします」といった感じです。
今回の絵はボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」です。ウフィツィ美術館にある作品、ということですが… 一度だけウフィツィ美術館は訪れたことはあるけれど、「ヴィーナスの誕生」はあったかしらなどと考えてしまい、全く覚えていない自分を反省しました。
そういった美術作品の輸送を専門にする人たちのお仕事ストーリーでした。なるほど、普通の運送会社にもそういった専門部署があるのね、と勉強になりました。
「ヴィーナスの誕生」を愛してやまない主人公の穐山かれんの感情がストレートに伝わってきました。私もまた(?)作品を見られる日が来てほしいものです。