『ロマンシエ』 原田マハ

 

きゃああああーっ!これってどういうことなのーっ⁉ マハっちがこんなスタイルで文を書くなんてーっ!

 

と、ミッチ風に心の中で叫んでしまう作品でした。原田マハ様の作品は『楽園のカンヴァス』からスタートしたから、あまりのスタイルの違いに、「あれ?これ、誰が書いた本だっけ?」と途中で思わず表紙を確認してしまう… でも決して嫌ではなく、というよりむしろ心地よくていつもよりピッチはやめで読了。

 

どの登場人物も魅力があふれていたけれど、やはり遠明寺道智之輔がきらりと、いやきらきらぎらぎらと光っていたな~。最初の6ページくらい、ずっと乙女女子かと思っていたら、実は乙男だったところから、「だまされた~!」とキュンキュンが止まらなかったし。純粋に高瀬くんに恋していて、アバザメが好きで、芸術に打ち込んでいるミッチはもうサイコー💕自分を押し込めていた日本での日々だったけれど、パリで素の自分を出せてほっとしたよぉ。高瀬君とはうまくいかなかったけれど、もっと大きなものを手に入れたね☆

パリを観光している気分も味わえて、マハ様に感謝感謝です。「ミシェル、また私の前にあらわれよコラ」とカツアゲリクエスト。

 

ついつちミッチ調になってしまうので、日ごろの生活で出ないように気をつけねば。

原田マハ様の新たな一面が知れた、貴重なひと時でした。