アメリカの経済金融
〜他国に侵攻し続けた理由〜

戦争地獄の原因は、
株のやりすぎと差別主義。
具体的には…

①個人資産の預金が少なすぎ
②貿易赤字が100兆円規模
③製造業が弱すぎること


1. 限界突破金融
アメリカは、個人家計の金融資産における株の割合が多い。

アメリカの最たる特徴。
保険年金などの間接保有も含めると株式債券の割合が過半数。

そして、個人の銀行預金の割合が12〜14%しかない

つまり、
企業の銀行預金が多い。

個人が株を買い、企業にお金を払込むと、企業の銀行預金になるので。


そして企業が銀行預金を持つと、フル活用します。

個人の銀行口座とは違い、たとえば1000万円規模の法人口座なら、800万円以上がフル稼働。
さらに銀行は、銀行自身の経営の為に、お金を貸出さねばなりません。

アメリカの銀行も、日本と同様に標準7割ほどを貸出すようなので大変。
銀行預金の7割が貸出されてるのに、企業だから実際に7割の不足分を払戻請求します。


これが、アメリカの銀行が資金繰りできなくなり他国に侵攻する原因の一つ。

今まで日本の銀行金融システムの話として解明したのは、じつはアメリカの事でした。

日米間の銀行金融システムの収支を時系列に精査して、判明したのです。


更なる特徴は、
極端な富の二極化。

アメリカの金融資産の過半数は株ですが、その株の40%をわずか1%の最上層部が保有。



最上層部1%は、株だけで40%なので、おそらく金融資産全体の少なくとも60%以上を保有している様子。
不平等かどうかはさておき、富の二極化はアメリカの伝統。

それは年々激化。近年では、最上層部1%の平均所得は1億円超。
上位10%平均所得は2000~3000万円。10〜50%は500~600万円。下位50%は200~300万円。

富裕層に伴って物価上昇が続き、アメリカ国民の過半数は生活が苦しい様子。

そしてアメリカの特徴は、高すぎる経済規模GDP🇺🇸

僅少の富裕層と多くの貧困層の組合せなのにGDP&増加率が突出している。

人口で考えても、アメリカは異常にGDPが高いのです。

その理由も、まさに株の割合の多すぎること。
個人が株を買い、企業にお金を預けると、企業の経済活動が増えてGDPも増加。

民主主義ベースの資本主義が成熟しすぎた衰退国にありがちな、アメリカは製造業が弱く経済実態は無い。

しかし飛躍的にGDPが伸び続けるのも、まさに株が多いから。

たとえば株価利回り5%の株を100万円買うと10年後には50万円の株主配当金。
そうして得られた株主配当金50万円で再び株を買うと株価も上がる。

株価が上がると株主配当金も増え、それを再び株投資。繰返しで、経済規模GDPを伸ばした。

それで街と会社が作られ増えていった。

そして前記の通り、最多資産の株の40%を最上層部1%が保有。
最上層部1%とは、アメリカ軍最上層部とその家柄の有名な大企業経営者など。

着目せねばならぬのは、それは私利私欲ではないという事。
高額な金融資産ですが、ずっと企業にお金を預けてるので、手元にお金は無い。

手元にあるお金(預金)は日本人と大差なく、アメリカ軍最上層部は、普通の質素な生活をしています。


アメリカ国家の運営の為に、世界一の超大国であり続ける為にやってたのです。

それが限界突破金融。
前記の通り、株を買うと企業にお金を預け、銀行内がフル稼働。

銀行の資金繰りに困り、世界中で戦争を繰返す事に。
そういう仕組みだったのです。

そして戦争で得られたお金も、また株に投資しGDPは飛躍的に伸びるが、また銀行の資金繰りに困る。
長年の戦争地獄の原因。

以前は、他国に代理戦争させるだけでなくアメリカ軍自身も苦労して戦争。

各戦争で数万人単位の死傷者がありながらアメリカ国家の運営の為に。

そして家族を亡くしたのは庶民のせいだとして、庶民を毛嫌いするように。
アメリカは、世界一のホームレス大国。

株主配当金の増額の為に商業用不動産は安いが、個人用不動産は高い。
アンテナ差別と、有色人種差別で、賃金引下げや失業も。

僅少な富裕層の所得拡大とGDP拡大、物価上昇と、実質賃金が追いつかず。

ホームレス人口は65万人超。フィリピンに次ぐ二位。実質、世界最多。


更にシェルターやネットカフェで暮らす実質ホームレスも含めると100万人超。


世界一豊かな国なのに、世界一のホームレス大国。


高邁な理想は長年忘れられ、株やりすぎと差別主義で自滅して疲弊したのです。

実力主義は必要ですが、最小限の衣食住+医療介護さえも無いなんて酷い。

このような極端な富の二極化が、アメリカの銀行の資金繰りを尚更悪化させた疑いも。
スウェーデンに注目。

高福祉国家で有名なスウェーデンも、なんと株が多い。限界突破金融型。
しかしスウェーデンは、銀行の資金繰りできず他国に侵攻した事はありません。

人口なりには金額も少なく、銀行が他国からお金を借りられる点がアメリカとは異なりますが。
人口なりには、
というのが肝要。

人口わずか1,070万人で、経済規模GDPは世界26位の81兆円。
人口で考えると、日本より遥かに多い。限界突破金融でGDPを増やしてるから。

更に、国民の多数派は、高福祉国家で裕福。
そんなスウェーデンも、ホームレスと輸入赤字の割合は、アメリカと大差ない。


欧米の白人なので、やはりアンテナ差別や人種差別は激しいという事。

ヨーロッパ各国は、アメリカと同様、富の二極化と産業空洞化が激しい。

民主主義ベースの資本主義が行き過ぎて衰退。
製造業が弱い上に、実質給与水準が低く生活苦。安い中国製品の輸入に依存。

格安の労働力を求めて移民難民の受入れを進めたが失敗。
アンテナ差別、人種差別にこだわる欧米の白人国家の問題。

本来、ヨーロッパの人権憲法+銀行金融システムの組合せは素晴らしく国家発展するはずが失敗。
そもそもグローバリズムが失敗。

安い外国製品を輸入して、お金を外国に運び出す。
外国製品の輸入とは、お金を外国に運び出して失うこと。

そんな基本的概念を筆者に教えたのは、2017年のはなくそ上原でした。
日本の抱えた経済問題の一つが、中国製品の輸入しすぎ。

後章でお伝えする予定でしたが、それはまさに欧米各国の抱えた問題でもあったのです。