こんにちは (^_^)
今日は「デクスター」からです。
日本語の宣伝を見たんですが、昼間は善良な警察官、夜は殺人鬼と言っていましたが、デクスターは警察官ではなくて、血痕の鑑識をする人です。
犯罪現場や事故現場で、飛び散った血のパターンを見て、どの角度で、どのような凶器で、どのような強さで、被害者が犯人から攻撃を受けたのか、などを調べる人です。
なので警察バッジは持っていません。殺害現場や事故現場に入るための身分証明書のみです。(ストーリーの大筋には影響ないですけど、本人たまに「警察官ではない」と言ってる場面あるので一応。。。)
主人公デクスターが殺害するのは、「一応」悪い人に限定されていますが、基本的にデクスターは殺人鬼です。デクスターが幼い頃に、デクスターのその衝動を知った養父が、彼の欲望を押さえつけたり、矯正したりするのではなく、彼を訓練し、ルールを決めて、それに厳しく従わせたことで、今のデクスターが生まれたのです。
今回は、養父ハリーが最初にルールを決めるきっかけになった、と思われるデクスターとの会話からです。
Harry Morgan: Okay, so we can't stop this. But maybe... we can do something... to channel it. Use it for good.
ハリー:お前の衝動を止めることはできないけど、もしかしたらうまい方向に向けられるかもしれない。良いことのために使うんだ。
Teenage Dexter: How could it ever be good?
デクスター:どうやったら殺人がいいことになるの?
Harry Morgan: Son, there are people out there who do really bad things. Terrible people. And the police can't catch them all. Do you understand what I'm saying?
ハリー:デクスター、世の中にはとんでもなく悪いことをするやつらがいるんだ。最悪の連中だ。でも警察はやつら全員を逮捕することはできない。俺の言ってること、わかるかい?
Teenage Dexter: You're saying... they deserve it.
デクスター:そいつらは殺されて当然ってことだね。
★最初のポイントは養父ハリーの最初の台詞から
Harry Morgan: Okay, so we can't stop this. But maybe... we can do something... to channel it. Use it for good.
下線部の「to channel~」、チャンネルを名詞ではなく、他動詞として使う用法です。
この場合では、「~を良い方向に向ける」「~を正しい方向に導く」って意味になります。
★次はそれに対するデクスターの台詞です。
How could it ever be good?
「ever」があると、「一体全体、そもそも」ってニュアンスが出ます。
「そんなわけないでしょ?!」的ニュアンスです。単に「How could it be good?」だと、普通の質問以上のニュアンスはそんなに強く出ませんが(口調にもよりますが)、「ever」があることで、「(そもそもそんなことありえないと思うけど)一体全体どうやったらこれが良いことになるっていうの?」って感じが含まれます。
次のハリーの台詞は単純で特にコメントはないので、最後のデクスターの台詞を見てみましょう。
★You're saying... they deserve it.
「deserve」は以前も出したかもしれないですが、普通~によく出てきますし、便利な単語でもあるので、いろんな使用方法を学んで身につけてください。。
「~に値する」とか「~にふさわしい」とか「~の価値がある」とかって訳されますね。
これも、昨日の「You made it easy」と同様に、いい方にも、悪い方にも使えますね。
例えば
I can’t accept such an expensive gift! こんな高価なプレゼント受け取れないわ!
You should, because you deserve it. 受け取ってくれなきゃ。君にはその資格があるよ。
ってな感じに。。(^_^)
それから
誰かに失礼なことや、傷つけられるようなことを言われた時、失礼な態度や扱いを受けた時なんかにも
I don’t deserve that. そんなこと言われる/される筋合い/いわれはない。
って言えますね。
声に出して読んで何回も練習するとぱっと口に出るようになるし、実践的だと思いま~す。
このシーンを見たことある人は思い出しながら、ない人は想像しながら、口に出してみてね。
今日はここまで! お疲れ様でした!!