販売開始以来、温泉好き、ラーメン好きの根強いファン、リピーターに食されて7年が経過しようとしている当ホテルオリジナルの「縄文拉麺(じょうもんらーめん)」。(土・日・祝 限定販売)
最近、そのリピーターの方々から、なぜこの味のラーメンになったのか?
縄文との関係性は何なのか?
というご質問が増えてまいりました。
7年も経つとそういうことにもなりますね。
そこで、あらためてこの「縄文拉麺(じょうもんらーめん)」の開発秘話といったら大げさですが、このラーメンが出来るまでのお話をさせていただきます。
縄文遺跡のユネスコ世界遺産登録に向けて活動が活発になりつつあったここ南茅部において、微力ながらなにか盛り上げのお役に立てないかと考え、当時、スタッフに居た元「新横浜ラーメン博物館」のマーケティング担当者が長年のラーメン業界から得られた知識をもとに企画を立ち上げたのが発端です。
そのコンセプトは「もしも縄文時代にラーメンを作ったら」という遊び心。
ラーメンのルーツである中華料理の麺料理は、料理のベースに使うスープが澄んだ清湯(ちんたん)スープであることから、おのずと麺料理も清湯スープがベースでした。
それが日本に伝播し、日本国内で日本人向けの支那そば、中華そば、ラーメンをウリにした中華料理店が増えていく中でも移動式の屋台でもそこで提供されていたラーメンは澄んだ清湯スープが主流でした。
しかし、現在、国内にあるご当地ラーメンの中には福岡のトンコツラーメンや和歌山のトンコツ醤油ラーメンのようにベースのスープが白濁した白湯(ぱいたん)スープのご当地があり、それぞれの始まりを聞いてみると、もともとは清湯スープだったのが仕込みの際に火加減を間違ってグツグツと煮立たせてしまい、ダメもとでラーメンを作って食べてみたら美味しかったということでそのスタイルに替えたら地域に広がったということなんですね。
そこで想像したんです。
縄文時代にラーメンスープを作ったとしたら、鍋は縄文土器だろうし、ガスコンロは無いから火の燃料は薪(まき)だろうから、火力が強くて調整が難しいとなるといずれは白濁した白湯スープになってしまうだろうと。
そして、豚は無い代わりにイノシシか、鹿か、熊か、カモか、カモメか動物系の骨はあるし、南茅部だと間違いなく真昆布を使うだろうし、魚介類も加えるだろうということで作り上げたスープが「トンコツ白湯マコンブスープ」です。
・縄文土器を使って試作で作った「縄文拉麺」です。
あとはラーメンとして美味しく仕上げないといけないので、そこからは現代に引き戻し、丸豆岡田製麺さんで、作り上げたスープに合った麺を特注で作っていただき、完成させたというのが経緯です。
提供しているのが1F大浴場の軽食コーナーですので、ラーメン専門店のような設備もありませんし、作り手の技術力もそれほど問われないようにレシピは簡素化していますが、それでもこだわりがあります。
スープはトンコツスープに真昆布出汁をブレンドしたいわゆるダブルスープ。
真昆布出汁はラーメン店さんが通常使用する倍の量の真昆布を使っており、非常に深いコクがあり、余韻が長く、そして、香ばしいスルメイカの風味が感じられます。
麺は小麦の風味豊かな中細ストレート麺。
こってりな重さは無く、お風呂上りにはより美味しく召し上がれます。
召し上がる際に是非、おすすめしたいのが、別に売っている人気のおつまみ「イカげそから揚げ」のトッピング。
抜群の相性の良さです。
土・日・祝にお越しの際は是非、召し上がってみてください。
さて、軽食コーナーでは蕎麦、うどん、カレーなどの他、ラーメンもレギュラーでみそ、しお、しょうゆを揃えております。
他にもさまざまなメニューをご用意いたしております。
真昆布出汁が効いたおでんも人気です。
栗の風味が人気の「縄文ソフトくり~む」もありますよ。
みなさまのお越しを心よりお待ちいたしております。
【ひろめ荘宿泊のご予約はこちら】
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