今年のミステリーランキング本 | 「晴走雨読」 廣丸豪の読書日記

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廣丸豪(ひろまる・ごう)と言います。日々の読書生活や、気に入った本の感想などを気ままに綴ります。

このミス

 

「このミステリーがすごい!」「文春ミステリー」「ミステリが読みたい!」「本格ミステリー」、年末恒例のミステリー・ランキング本が出そろいました。

国内部門は米澤穂信さんの「可燃物」が「このミス」「文春」「読みたい!」の三冠達成で「本格」でも2位!

個人的にはグロい作風が苦手なのですが、白井智之さんの「エレファントヘッド」が「本格」1位、他でも上位にランクイン!

東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズ最新作もすべてでランクインです。

国内部門で各ランキングの10位までに入った作品は以下の通りです。

 

4冊すべてでランクイン:4作品

「可燃物」(米澤穂信)、「鵺の碑」(京極夏彦)、「あなたが誰かを殺した」(東野圭吾)、「エレファントヘッド」(白井智之)

 

3冊でランクイン:2作品

「アリアドネの声」(井上真偽)、「木挽町のあだ討ち」(永井紗弥子)

 

2冊でランクイン:5作品

「君のクイズ」(小川哲)、「世界でいちばん透きとおった物語」(杉井光)、「鈍色幻視行」(恩田陸)、「ちぎれた鎖と光の切れ端」(荒木あかね)、「十戒」(夕木春央)

 

1冊でランクイン:8作品

「11文字の檻」(青崎有吾)、「焔と雪」(岡崎琢磨)、「存在のすべてを」(塩田武士)、「でぃすぺる」(今村昌弘)、「午後のチャイムが鳴るまでは」(阿津川辰海)、「或るスペイン岬の謎」(柄刀一)、「化石少女と七つの冒険」(麻耶雄嵩)、「アミュレット・ホテル」(方丈貴恵)

 

中堅の常連さんが名を連ねる中で、直木賞を受賞した永井紗弥子さんの時代小説「木挽町のあだ討ち」、新進の杉井光さん、ミステリーの印象があまりない恩田陸さんあたりが目新しいのでしょうか。

 

ちなみに私の既読は「木挽町のあだ討ち」「君のクイズ」「11文字の檻」の3冊。

残り16冊、気合を入れて読まねば!