和歌山県田辺市で2018年、資産家として知られる会社経営野崎幸助さん=当時(77)=が死亡した事件で、県警は28日、殺人容疑で元妻(25)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。野崎さんは自身の女性遍歴をつづった著書のタイトルから「紀州のドン・ファン」と呼ばれていた。
「紀州のドンファン」の自伝(実は、書いたのはゴーストライターの吉田隆氏)を読んで、ずっと野崎幸助氏とその不審死に興味を持っていました。
「紀州のドン・ファン」(野崎 幸助)「美女4000人に30億円を貢いだ男」の不審死に想う | 「晴走雨読」 廣丸豪の読書日記 (ameblo.jp)
ゴーストライター氏は、事件後にカミングアウトし、事件の真相に迫る暴露本を出版。
紀州のドン・ファン殺害「真犯人」の正体(吉田 隆) 事実は小説よりも奇なり | 「晴走雨読」 廣丸豪の読書日記 (ameblo.jp)
その事件発生から早3年。
迷宮入りか、いや殺人ではなく事故だったのか、と思い始めていた矢先でした。
もし、事件発生時に家にいた家政婦と妻が偽証をしているのでなければ、密室殺人事件となるので、不謹慎ながら、ミステリーファンとして注目していたのですが、、、
親族とも疎遠で、心を許せる友人も少なかったようです。
件のゴーストライター氏は数少ない友人の一人だったようで、死の当日の夕刻、ドン・ファン氏はゴーストライター氏に「いますぐ和歌山に来てほしい。話したいことがある」と電話をかけていたそうな。
もしかして、ドン・ファンは妻が自分を殺そうとしていることに感づいていた?
ゴーストライター氏は、当初より「事故、自殺はありえない、これは殺人」と確信していました。
ただ、犯人については、「妻ではないと思う」と言っていたので、この点は外れ。
新婚3か月の妻に殺され、死後も市に遺産を寄付する旨の遺言状を無効とする裁判を、生前はほとんど交流がなかった親族に起こされ中。
気の毒ではあるけど、女を金で手に入るモノ扱いすることしかできなかった男の自業自得なのかもしれません。
なんとも哀れな末路です。
自称ドンファン氏に合掌。