「ブラタモリ・3巻(函館・川越・奈良・仙台)4巻(松江、出雲、軽井沢、博多・福岡)」 | 「晴走雨読」 廣丸豪の読書日記

「晴走雨読」 廣丸豪の読書日記

廣丸豪(ひろまる・ごう)と言います。日々の読書生活や、気に入った本の感想などを気ままに綴ります。

ブラタモリ

 

*レールはどう函館を目指す? 青函トンネル。

*函館の夜景はなぜ美しい? 坂道に秘められた町づくりの歴史。

 

*なぜ川越は小江戸と呼ばれる?  江戸職人が作った町並み、舟運、江戸城の遺構。

 

*奈良発展の秘密は“段差”にあり!? 平城京跡、ならまち、春日大社。

*奈良はどう守られた?時代ごとの最新修復技術が使われた東大寺。

 

*伊達政宗は地形マニア!? 四ツ谷用水の痕跡と恩恵を探る。

*杜の都・仙台の秘密とは? 杜の都のルーツ探し。

 

*国宝 松江城の城下町はどう作られた?  国宝松江城と古くからの商業地白潟。


*出雲はなぜ日本有数の観光地になった? 江戸時代の参拝の姿とは? 

 

*軽井沢はなぜ日本一の避暑地になった?

*軽井沢への道 人はどう「峠」を超えてきた? 日本最大級の勾配に鉄道はどう挑んだ?

 

*博多誕生のカギは高低差にあり!? 中洲、太閤町割の秘密。

*福岡発展のカギは「鉄道」にあり!? 路面電車、新幹線と博多総合車両所。

 

戦国時代の終焉に伴い、城の役割は戦の砦から繁栄する城下町の形成へ、その役割を変えていった。多くの大名たちは海運が便利な海の近くに城を築き、海沿いの低湿地を埋めて城下町を作ったが、伊達政宗は海岸線から10kmも離れた台地の上に城と城下町を築いた。東日本大震災で、東北一の大都市である仙台の被害が比較的軽微だったのは、正宗の街づくりのおかげ。

台地に大規模な街を作るためには、飲料水の手配が必要、地形を利用した大規模な用水路、まさに正宗は地形を熟知して街づくりを行った。

 

出雲大社や伊勢神宮、日本有数の神社は古の昔よりずっと繁栄してきたと思ってしまいがちだが、実は殷賑を極めるようになったのは江戸時代の後期から。実は富士山や奈良の大仏も事情はほとんど一緒らしい。

江戸後期に興った一大ツーリズム、それには御師(おし)と呼ばれる現地の人々の、企画立案と地道な営業努力があった。

 

ブラタモリはいつも新鮮な驚きに満ちています。

さて、5,6巻ももうぼちぼち発刊になるはずだが、まだかな。