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戦国時代の終焉に伴い、城の役割は戦の砦から繁栄する城下町の形成へ、その役割を変えていった。多くの大名たちは海運が便利な海の近くに城を築き、海沿いの低湿地を埋めて城下町を作ったが、伊達政宗は海岸線から10kmも離れた台地の上に城と城下町を築いた。東日本大震災で、東北一の大都市である仙台の被害が比較的軽微だったのは、正宗の街づくりのおかげ。
台地に大規模な街を作るためには、飲料水の手配が必要、地形を利用した大規模な用水路、まさに正宗は地形を熟知して街づくりを行った。
出雲大社や伊勢神宮、日本有数の神社は古の昔よりずっと繁栄してきたと思ってしまいがちだが、実は殷賑を極めるようになったのは江戸時代の後期から。実は富士山や奈良の大仏も事情はほとんど一緒らしい。
江戸後期に興った一大ツーリズム、それには御師(おし)と呼ばれる現地の人々の、企画立案と地道な営業努力があった。
ブラタモリはいつも新鮮な驚きに満ちています。
さて、5,6巻ももうぼちぼち発刊になるはずだが、まだかな。
