「ベーシック・インカム(基本所得補償、以後BIと略します)を導入すると働く意欲がなくなる」という、BIに対する反対意見をいう人がいますが、これに対する反論をしてみたいと思います。
まず、意欲の高い人は、給料の多い少ないで仕事を選ぶことはしない、と言う事がいえると思います。
意欲の高い人は、自分のやりたい仕事かどうかを重要視します。お金は、最低限生活出来れば、多くを望まないはずです。
もちろん、仕事が成功すればそれなりの見返りを求めるのは当然のことですが、大事な事は、たとえ失敗しても、とりあえず食べていける事です。
とりあえず食べていけるだけで満足する人は、今の社会でも、高い生産性を持って仕事が出来るとは思えません。
反対に、ある分野では高い生産性を持っている人でも、得意とする分野の仕事にありつけなかった場合、その人の能力を十分に発揮できないはずです。
実際に私はかなり仕事に対して好き嫌いがありました。過去形なのは今働いてはいないからですが。
好きな仕事と嫌いな仕事では、その集中力が明らかに違います。また、好きな仕事をしていても、常にもっと効率的に出来る方法はないかと常に模索をしていました。
私が高い生産性を持っているかどうかはとりあえず別にしても、好きな仕事をしている時の生産性は、嫌いな仕事での生産性とは明らかに違いす。
考えてみれば、当たり前のことですよね。好きな事は、損得を考えずに仕事に没頭できます。子供だって好きな事は覚えるのが恐ろしく早いですし。
ここで、ちょっと話を戻して考えてみます。
BIを導入しても、社会全体で高い生産性を維持出来れば、BIを導入できるはずですよね。
BIを導入したら働かなくなってしまう人は、今の社会で働いていても、高い生産性を持って働けているかどうかは、かなり怪しいです。
金の為にしか働けない人は、社会の為に働くという意識が希薄です。
こういう人は、人を騙してでも金を稼ごうとします。
今のネット事業をしている人でも、SPAMや詐欺まがいで儲けようとする人は、はっきり言って働かない方が社会の為です。
反対に、ある分野で高い生産性を示すような人は、BIが導入されれば、とりあえず生活の為に働く、という必要がなくなり、職業、会社を選ぶ自由ができます。
極端な話、自分に合う仕事が見つからない人は、自分で起業してしまえばいいだけですから。
たとえそれで失敗しても、BIがあれば食べていくことに困る事はありません。
いろんな人が、新しいことにチャレンジしやすくなります。
設備投資が必要になるような事業はいきなり立ち上げるのは難しいですが、とりあえずアイデアを練る時間はいくらでも作れます。
いいアイデアができたら、どこかの会社にそのアイデアを売りに行けば良い訳です。
社会の活性化のために、国が新しい分野への投資をしても、成功するかどうかはギャンブルです。
でも、BIを導入すれば、会社をやめて新しい事に挑戦する人がたくさん出てきますから、こちらの方が投資対効果は高いのではないでしょうか。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、です。
何より、自分が好きな仕事をする為に、自分の好きな事を一生懸命やるわけですから、その生産性はかなり高いはず。
全く新しい事に挑戦する人もそれなりにいるはずなので、当たればデカイです。
新しい事に挑戦したいんだけれど、生活ができなくなるのが怖くて尻込みしている人もかなりいると思います。
そういう人が、今の会社に縛られず、新しい事に挑戦できるというのは、かなり有望な、今の社会状況の打開策ではないでしょうか。
BIって社会主義みたいという人もいますが、全く違いますね。
BI ⇒ 国民総ベンチャー起業家時代到来!
です。
以上です。皆さんはどのようにお感じになりましたでしょうか?