緊急事態宣言が全国的に解除されました。大阪では3日間連続で新規感染者は「0」、近畿地方全体でも2日間連続で「0」と何となく暗い話題から少し明るい話題が取り上げられるようになりました。

 


その解除にともなって、私の周辺も徐々に通常の状態に戻しつつあるようでしたので私も準備に追われています。

 

まずは、いつも季節の変わり目にシャツを作りに行く阪神百貨店でクールビズのシャツを購入。とても仕立てている時間はありませんので既製品を買い、ボタンだけ新たに仕立て屋さんで付け替えてもらうつもりです。

 



伸び放題となった髪を整えるために美容室に行くと、28日までは予約でいっぱいということでしたのでとりあえず28日に予約してきました。

 

第二波が来るかもしれないと言われていますし、来ても当然だと思う中、これ以上動かないのもまずいとも思います。

 

ここは、マスク、手洗い、アルコール消毒、換気を徹底しながら、外食や人の集合は引き続き控えながら少しずつ業務を戻していくしかないかなと考えています。

 

さて、厚木基地でのいろんなできごとの第3回は、ずばりアルバイトについてです。

 

アメリカの軍隊と日本の自衛隊の規則の違いははっきり分かりませんが、大きな違いにアメリカの軍人はアルバイトができて、自衛官はできないということです。

 

自衛官は国家公務員であり、当然本業以外の仕事に就くことはできませんでしたが、なぜかアメリカの軍人は結構アルバイトをしていました。

 

休みの日に基地内の売店やガソリンスタンドでアルバイトする人や外のお店でアルバイトする軍人が結構いました。

 

その中でも異色だったのが、海軍に所属しながら日本のプロボクシングにも所属していた人がいました。

 

名前は、ケビン・パーマー(Kevin Palmer)といって、前歯に「K」というイニシャルを彫った金歯を入れている不気味な奴でした。

 

プロでの戦績は、26戦24勝(15KO)1敗1分で、第44代日本ミドル級王座、第34代東洋太平洋ミドル級王座にもなったすごいボクサーです。

 

厚木基地で勤務が何度か一緒になったことがあり、よく「Let's box together」と誘われたことがありました。

 

その時、はじめてBoxには、平手(もしくは、こぶし)で殴るという動詞でボクシングはそういう意味だったんだと知ることができました。

 

そうやって誘われた頃は、まだ彼はそこまで有名ではなかったので「まあ、トレーニングくらいつきあおか」なんて軽い気持ちでロードワークについていったのですが、まったくついていけませんでした。

 

 

 

 

 

筋トレを含めてあまりのハードワークにとてもじゃないけどTogetherはあきらめることにしました。

 

その後、私は厚木基地から館山基地に転勤した際にふと深夜放送でボクシングを見ていますとあのケビンパーマーが日本ミドル級チャンピオンとなって防衛線をやっていたのです。

 

 

えええっ、あいつ、そんなに強かったんや。っていうか、アメリカ軍って、海軍しながらプロボクサーになっていいのかとダブルで驚いたのを覚えています。

 

 

今は、どうしているのか分かりませんが、あの時もう少し頑張って一緒にトレーニングしておけば、今、こんなに体重を落とすのに苦労しなかったかもなんて思ったりします。

 

アフターコロナで「お前もコロナ太りか」と思われないよう、ジムが再開されるまで朝のトレーニングは欠かさないようにしたいと思います。