今年最初の神保町 | 帰ってきた神保町日記      ~Return to the Kingdom of Books~

今年最初の神保町

 今日が仕事始め。そして今年最初の神保町。

 毎年この日は首都高ががら空きで、東名川崎インターから30分足らずで到着。

 午前中が社員が集まっての新年仕事始めの式。

 僕の同期で能登の七尾市出身の女性がいます。気になっていたので探していると、彼女の旦那さんを発見。ちなみに彼も僕の同期。

 話を聞くと今年は帰省しなかったとのこと。でも彼女の親戚は被災したそうで、大変な新年を過ごしているとのこと。1日も早い支援と復旧を祈るしかありません。

 

 昼休みはギャラリー珈琲店・古瀬戸でランチ。古瀬戸ブレンドとクロックムッシュサンドを注文。

 

 

 コーヒーとサンドウィッチをいただきながら、昨年末に出版された大島渚の「わが封殺せしリリシズム」を拾い読みしました。これは大島監督が1958年から1998年の間に書いた様々なエッセイ等を編集したもの。その他に大島監督ゆかりの人々のエッセイも挟まれてます。

 

 

 

 1958年に書かれた今井正監督の作品に対する映画評を読みました。厳しく辛辣に批評しながらも、今井氏の可能性も評価し、さらに日本映画界にとって何が必要なのかを問いかけているところは、本当にこの人は映画のことを真摯に考えているのだなあ、と感動。

 昨年、国立映画アーカイブで没後10周年の大島渚監督作品特集上映で何本かの作品を観たのですが、今観ても衝撃的なものが多かったです。まだ未見の作品がたくさんあるので、少しずつ観ていこうと思います。

 

 ランチの後は、すずらん通りにある森八へ。連休中に友人宅へ行く用事があるので、その時のお年賀を買いに来ました。

 森八は本店が石川県の金沢市にある、地元では有名な和菓子の名店。お店の人に「金沢の本店は大丈夫でしたか?」と尋ねると、モノが落ちたりはしたそうですが、工場も含め幸い大きな被害はなかったとのこと。でも昨日までは、金沢から届く予定のお菓子が着かなかったとのことです。