夕陽よ 故郷を緩やかに照らせ 花びらよ 彼方の友達に届け | 帰ってきた神保町日記      ~Return to the Kingdom of Books~

夕陽よ 故郷を緩やかに照らせ 花びらよ 彼方の友達に届け

 昨夜は田島貴男 「弾き語りツアー2021」を聴きに、東京国際フォーラムへ行ってきました。

 

田島貴男 Original Love 公式Twitterより

 

 昨年もチケットを取っていたのですが、コロナ禍により公演は中止。そんなわけで2年ぶりの田島さんのライブでした。

 会場の東京国際フォーラムでは感染防止策を施しての実施。入場前には手指の消毒と検温、そして座席は1席おきなので、入場者数は会場定員の半分にしています。

 田島さんも大きな会場で大勢の聴衆を前にしてのライブは久しぶりのようで、口では緊張していると言っていましたが、何だかとても嬉しそうでした。

 このライブは田島さんが独りでギター1本で演奏するスタイル。今回は最初の3曲だけ決めてあって、あとは場の雰囲気で決めていくというフリースタイル。

 本人は「ゆる〜い感じでやっていきます」と言っていましたが、いやいや、これは相当な実力がないとできないはず。だって普通のライブは、演奏曲目(セットリスト)を決めて、その構成に合わせて練習なりリハーサルを行っているはず。即興で演奏するには、日頃から相当な練習をしていないといけないはずです。

 昨年からのコロナ禍で、リアルのライブができなくなった田島さんは、積極的に配信ライブを行っていました。その際も、これまでの自分のアルバムを振り返りながら、昔作った曲も新たなアレンジで演奏しています。

 今回のライブでも昔からのファンには懐かしい楽曲を新アレンジで披露してくれ、大いに楽しませてくれました。中には「え!?この曲も弾き語りでやっちゃうの!?」という意外な曲も!でもこれが田島さんの超絶ギターテクニックで、見事に弾き語り曲になっていました。

 それもそのはず、田島さんがOriginal Loveとしてメジャーデビューしてから、今年で30周年!これだけの期間、日本の音楽シーンの中心で活躍しているのには、それだけの理由があります。

 僕はほぼデビュー当時からのファン。いつの時代にも田島さんの曲があります。

 今回のブログのタイトルにしたのは、このライブでも演奏してくれた僕の大好きな曲の1つ「フィエスタ」の詞の一節。僕が最初に買ったOriginal Loveのアルバム「風の歌を聴け」の中に収録されています。

 この歌の歌詞は、今のコロナ禍にあって、何だかすごく胸に刺さります。

 今回のライブでのこの他の選曲も、その場で適当に選んだと田島さんは言っていますが、実はこんな時代だからこそ届けたい曲を選んでいたんじゃないかな、という気がします。

 やはり僕は田島貴男さん、そしてOriginal Loveの曲が大好きです!