「鬼滅の刃」よりも気になる!?「娘の友達」4巻 | 帰ってきた神保町日記      ~Return to the Kingdom of Books~

「鬼滅の刃」よりも気になる!?「娘の友達」4巻

萩原あさ美「娘の友達 4」

 

 世の中、「鬼滅の刃」の最新刊で大変なことになっているようですが、僕はこっちの最新刊が気になってました(笑)。

 中年の管理職サラリーマンが、娘の友達の美少女に翻弄されるお話の第4巻。

 前巻のラストで、娘・美也の友達の古都と付き合っていることを美也に知られてしまった主人公の晃介。古都のバイト先の喫茶店の前で、晃介、古都、美也が鉢合わせしたところで、さあ、どうなったのか?

 3巻まで読んだところでは、古都の行動の不可解さに、この後サイコな展開が待っているのでは?と思っていたのだが、4巻では意外と純愛路線なのか?という展開。

 晃介の娘・美也は家を出ていき、彼の立場はさらに危うくなり、一方古都の複雑な家庭事情も明らかになってくる。

 二人の心が響き合えば合うほど、彼らに対する社会の目は厳しくなっていく。

 そして晃介の社会的地位が絶体絶命な状況にまで追い詰められそうなことを予感させるラスト。

 まだしばらくこの作品からは目が離せませんね。