映画館を守るためにできること | 帰ってきた神保町日記      ~Return to the Kingdom of Books~

映画館を守るためにできること

 昨日に続き、映画館を守るためにできる取り組みを紹介します。

 守らなければいけない業界はたくさんあるのですが、まずはできることから。

 

◆オンライン映画館でアップリンクの映画60本見放題!

 

 渋谷・吉祥寺で展開するアップリンクが、オンラインで配給作品60本を購入より3カ月間2,980円で見放題のサービスを始めています。アップリンクならではのエッジの効いた作品が揃っています。

 

 

 

◆想田和弘監督の「精神0」を“仮設の映画館”で配信

 

 

 5月2日に公開予定だった想田監督の新作「精神0」。コロナウイルス感染拡大防止のため、劇場での公開が延期になりました。そこで公開予定日だった5月2日から、有料でのインターネット配信を始めます。

 この取り組みの面白いところは、売上からプラットフォームの使用料約10%を差し引いたあと、残りを劇場と配給会社で5:5に振り分けること。これにより、劇場で映画を上映しなくても、映画館に収入が入ります。今のところは東京の渋谷シアター・イメージフォーラムと、岡山の岡山シネマクレールで対応するとのこと。

 公開を予定していながら、今回の緊急事態宣言で上映ができなくなった作品は他にもたくさんあるので、ぜひそういった作品や他の映画館でも実施してほしい方式です。

 

 

◆SAVE OUR LOCAL CINEMAS

 

 関西の13のミニシアターを応援するために、オリジナルデザインのTシャツを販売しています。

 また一口1000円の寄付も受け付けています。

 商品の売上と寄付金は、諸経費を差し引いた全額が参加劇場に均等に分配されます。

 

 

 今日のところは以上です。

 また#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクトは、3万人以上の賛同者を集めています。引き続きご支援、拡散をお願いします。