車椅子で初フェス参戦!SWEET LOVE SHOWER
今日は山中湖で毎年この時期に開催されている「SWEET LOVE SHOWER」に参加してきました。
会場は山中湖畔にある山中湖交流プラザきらら。
アーティスト単独でのライブには何度も行っていますが、野外フェスへの参加はこれが初めて。
このフェスのメインは数々のアーティストのライブですが、その他にアウトドアの体験コーナーがいくつかあります。
その中のひとつ、カヌー体験のスタッフとして今回参加しました。受付の担当だったのですが、目の前が3つの会場のひとつ“Mt.FUJI STAGE”。出演アーティストの生演奏がガンガン聞こえてきて、気分が上がります。
朝から激しい雨が降っていて、おまけに気温も20度あるかないかの涼しい、というより寒いくらいの天候。
「受付の合間にステージを観てきていいよ」と言われていたので、仕事が手すきのときに、ちょこちょことライブを聴きに行きました。
ちなみに今日のタイムテーブルはこれ。
いちばんの目的はLAKESIDE STAGEで17:50からのSuchmos。この他にも気になるアーティストがいくつかありました。
幸い、演奏が始まる頃には雨が上がりました。
まずは9:25からWATERFRONT STAGEで始まったTENDRE。
このアーティストはたまたまFMで聴いた“DRAMA”という曲が一発で好きになり、気になっていました。今回生で聴けるとあって楽しみでした。
WATERFRONT STAGEは山中湖に突き出たウッドデッキの上にあります。
TENDREの演奏は、朝の湖畔で聴くのに実にふさわしい、透明感のある爽やかで心地良いサウンドでした。このアーティストが益々好きになりました。
受付の仕事をしていると、11:55 から目の前のステージでYogee New Wavesの演奏が始まりました。彼らも今注目しているバンドのひとつ。仕事を抜け出し、演奏の様子を観に行きました。やはりこのバンド、すごくいいです!
とにかくあちこちから演奏が聞こえてくるので、自然と身体がリズム乗ってしまいます。
中でも勢いを感じさせたのは、SUPER BEAVER!全然知らなかったのですが、観客の熱狂ぶりがすごく、またバンドのメッセージもすごく熱く、このバンドは要注目と感じさせられました。
各ステージで演奏が続く中、カヌー体験も毎回ほぼ満員の大盛況。湖の上から演奏が聴けるということで、かなり好評のようで、体験が終わって帰ってきたお客さんたちは、みんな満足そうな表情でした。
午後も遅くなってくると、ついに空に晴れ間が見え始めました。
カヌーの受付中に、驚いたことがひとつ。午後の終盤の体験会が終わったあと、預けてあった荷物を受け取りにきたお客さんの中で、ちょっと雰囲気の違う団体さんがいました。物腰も丁寧で、また来年も来ます!とうれしいことを言ってくれました。
彼らが去ったあと、スタッフのひとりが「さっきの人たち、今日演奏したアーティストらしいですよ」と言うではないですか。
「え!だれ?」とスマホで今日演奏のあったアーティストの画像を検索して調べてみたら、なんとTENDREのメンバーでした!
しまったー!分かっていれば「ファンなんです!!」て言ったのに!でもTENDREがカヌーを面白いと思ってくれただけでもうれしいです。さらにこのアーティストが好きになりました。
カヌー体験の受付も夕方近くには終了し、あとはステージでの演奏に集中できるようになりました。
いよいよ今日のメインイベントのSuchmos!会場のLAKESIDE STAGEに向います。
このフェスでは、車椅子利用者でもライブが楽しめるよう、高い台を設置してくれていました。
車椅子が余裕で数台は入れるくらいのスペースがあり、台に上がるためのスロープもあります。とてもありがたい配慮です。ただし今朝からの雨の影響で路面がぬかるんでしまっていて、それだけがちょっと大変でした。
開演の40分くらい前から台に上がって待っていました。最初のうちはステージの前だけだった人だかりが、開演直前には、広い会場を埋め尽くす人たちでいっぱいになりました。さすが、今いちばん勢いのあるバンドです。
17:50、Suchmosのステージがスタート!
“A.G.I.T.”から始まり“YMM”、“MINT”、“808”、そして最後は“VOLT AGE”。短い時間の中で、大いに会場を沸かせていました。
野外で聴くSuchmosはこれが初めてでしたが、スケールがひときわ増した感じがしました。いつの日か、彼らも目標だと言っているように、横浜スタジアムで聴いてみたいですね!
この後、エレファントカシマシが大トリで控えていたのですが、帰りの大渋滞を避けるために、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。
お目当てのアーティストの演奏も聴くのはもちろんですが、初めて聴くアーティストの中にも可能性を感じさせるものがいくつもあり、そんな出会いと発見もフェスの面白さですね。
来年もぜひ来ようと思います。