生演奏で観る「スター・ウォーズ」 | 帰ってきた神保町日記      ~Return to the Kingdom of Books~

生演奏で観る「スター・ウォーズ」

 今日はBunkamuraオーチャードホールで「スターウォーズ フォースの覚醒 in コンサート」を鑑賞してきました。
 
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 スクリーンで映画を上映しながら、音楽は東京フィルハーモニー交響楽団が生演奏するというイベント。指揮はニコラス・バック。
 入場者には下の写真にあるシールセットが配布されました。
 
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 座席は前から5列目の舞台に向ってやや右寄りというとても良い位置。通路も平坦で車椅子でもアクセス可能。ただし通路から2席分中に入らないと車椅子からの移乗ができない。
 「う〜ん、ちょっと難しいかな?」とあきらめて後列の車椅子用スペースに行こうと思っていたら、通路側の席のチケットを持っている方が、「良かったら席を交換しますよ」とおっしゃってくれた。恐縮しながらもご好意に甘えさせていただいた。どうかこの方にフォースのお導きを!
 こうして良い座席で鑑賞開始。
 「フォースの覚醒」はスクリーンで6回観ていて、今回が7回目。ストーリーも台詞もほとんど頭に入っているものの、オープニングの「スター・ウォーズ」のテーマがオーケストラの生演奏で高らかに響くと、新たな感動が!
 どうやって生演奏と映画のシーンを合わせていくかというと、指揮者の前に譜面台ともうひとつ小さな液晶モニターが設置されていて、そこに上映されているものと同じ映像が映し出される。そして音楽が入るタイミングに合わせてモニター上にサインが表示され、それを見ながら指揮者がオーケストラをまとめ上げていく。
  途中休憩を1回はさんだだけで、ほとんどぶっ続けの演奏。でも画面とのズレは皆無で、完璧な演奏でした。東京フィルハーモニー交響楽団の実力の高さにも感動!
 そしてエンディングのスター・ウォーズ・ファンファーレからエンドタイトル。演奏終了後は満席の会場から鳴り止まない拍手の嵐。感無量でした。
 
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 スター・ウォーズの魅力を挙げていたらキリがないが、最も大きな要素のひとつが音楽。
 僕が初めてスター・ウォーズと出会ったのは1978年の夏。当時は小学校5年生。今までに体験したことのない映像体験に、大興奮!上映後、劇場でパンフレットとスター・ウォーズのテーマ曲のシングルのサントラ盤を買ってもらいました。
 小学生なら下敷きやフィギュアなどのキャラクターグッズを欲しがっても良さそうなものだけれど、僕はこの音楽に激しく魅了され、迷うことなくサントラ盤を選んだのでした。それ以来のサントラファンです。
 そのサントラ盤はすり切れるくらい何度も聞きました。当時はDVDはもちろんビデオすらない時代。サントラを聞きながらパンフレットを眺め、何度も何度もスター・ウォーズを脳内再生していました。
 もしもスター・ウォーズのジョン・ウィリアムズのこのテーマ曲がなかったら、おそらくここまでの作品にはならなかったのではないでしょうか?それくらいこの音楽の存在価値は大きいと思います。この音楽も、スター・ウォーズをスター・ウォーズならしめる、重要なキャラクターのひとつなのです。
 そのことを改めて認識させられた素晴らしいコンサートでした。
 さあ、「最後のジェダイ」まであともう少し!
 
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