この3連休は美術館めぐり。
土曜は東京国立美術館で「トーマス・ルフ展」を鑑賞。
トーマス・ルフはドイツ人で、2年前に観たアンドレアス・グルスキーと同じ会派に属する現代の写真家。
会場に入ってすぐのところに展示されている巨大なポートレートに、まず圧倒される。
写真の持つ情報性にこだわった作品が多く、自ら撮影したもののみならず、ネット上に氾濫する無数の画像の中から素材を拾い出し、独自の解釈でデジタル的に加工処理したものが面白い。
デジタルと現実世界の境界線に横たわるメディアとしての写真の可能性を感じさせる。