あれから20年・・・「星野道夫の旅」 | 帰ってきた神保町日記      ~Return to the Kingdom of Books~

あれから20年・・・「星野道夫の旅」

 

 

 今週の月曜日、仕事帰りに銀座松屋で開催中の「星野道夫の旅」を観てきた。
 星野さんが残してくれた写真の光景のほとんどは、実際に目にすることはないだろう。
 でもその世界は、間違いなくこの地球に存在する。
 そんな光景のひとつであったトーテムポールの島・ニンスティンツを15年前に旅した。
 その旅は、間違いなく僕の人生を豊かにしてくれた。
 星野さんの写真に出会わなければ、この旅はなかっただろう。
 星野さんが写真家を志すきっかけになったのは、アラスカの村の1枚の写真だった。
 たった一度目にした光景が、その後の人生に勇気を与えてくれる、と星野さんの言葉にあった。

 そして星野さんの写真には、そんな力があると改めて感じた。

 星野さんの写真は、僕の生きる勇気の糧のひとつである。