パリオリンピックに向けて、選手村も地球環境にやさしい工夫がされていると豪語なさっているんだけれど、う~ん、だったら、セーヌ川を、せめてアポリネールの時代程度まで、綺麗にしたら~? ま、東京オリンピックも、お台場の海で泳がせましたけれどね~~~、見ている分にはいいけれど、私なら、絶対!泳がない。

 

で、昨日のBBCニュースで、天皇陛下のことを特集するのかと思って観ていたら、日本のエネルギー問題が世界的に問題で、福島の悲劇を踏まえた上で、海に囲まれているんだから、もっと風力発電にするべきだとのご指摘。日本はアメリカ同様にCO2に無関心な国に数えられているみたい。

 

海の風力はすごいですわよ~~、以前もお話したように、私、東京湾のゲートブリッジを春一番の吹く中、ちっちゃな車で走りましたからね~~~、耐えました! でも、その風がうちの電球を付けているとも思えない。数台だもの。

 

もう、しょうがないじゃ~~ん。自民党がそっちに舵取りするにはしがらみが多過ぎるんだも~~ん。例えば、麻生元総理の頃から経団連をそっちに向けていればまだ間に合ったのよ。でも、とにかく温存したい大手企業好きだもんね、あの人。

 

ということで、今日の「歌謡曲だよ、成澤弘子」は、美しい海、スルメイカやウニがいっぱい獲れる海、ああ、夏こそ、ウニ飯に塩辛で食べたい。で、ズー・ニー・ヴーが歌います「白いサンゴ礁」。アメブロの検索エンジンが間違っていなければ、初登場のようでございます。

 

作詞:阿久悠、作曲・編曲:村井邦彦

 

心惹かれた南の海で、「ひそかに眠る白いサンゴ礁」、これ、大問題ですわよ~~~。

 

確かにね、宝石珊瑚の中に、白い珊瑚で希少価値のあるものがございますが、日本の海には、世界でもまれにみる真っ赤な血のような珊瑚が何百年、何千年もかけて育っている地域があるのです。

 

あ、そうね、そういう意味では、岩谷時子作詞の「お嫁においで」では、「♪珊瑚でこさえた赤い指輪あげよう」と言っているから、赤い珊瑚でとっても貴重な海の生き物になっているのよ。勝手に潜って、やたらに獲っちゃいけないけどね。

 

だから、困るのは、白化した珊瑚。海水温度や水質汚染で白くなっちゃうの。1950年来、世界の20%の珊瑚が白化して死んで喪失して参りました。あこがれている場合じゃないのよ。

 

ね? 私が阿久悠を褒めた試しがございませんでしょう? まったくヴィジョンのない男なんです! それだけでない、世界に遅れた日本人の寝ぼけた環境感覚までけん引している! 

 

あ、加えて、私、思いますのに、タワマンのお台所では、生ごみ、流しっぱなしでしょう? 昔に比べたら、早く粉砕されているようだけれど、行きつくところは、海よ。そんなお金があるなら、生ごみを集めて、肥沃な土をお作りになったら?

 

ああ、私もいくつか珊瑚は持ってますが、一番いいのは、母の形見のかんざしかな。それでも虫食い珊瑚というもので、そんなに高いものじゃないです。大きなものは、帯留めで、細工は上手なんだけれど、う~ん、実に白っぽい。だから白薔薇の模様にしてあるの。

 

でもね、白化しただけでは、まだ珊瑚が死んでいるとも言い難いらしく、早めの処置が必要で、環境が改善されると、珊瑚と運命共同体の褐虫藻が戻って来る可能性もあるんですって。だから、まだ間に合うと思って、みんなで頑張りましょう。海賊のように日本の海で赤い珊瑚を持って行っちゃう貪欲な中国船にも注意しながら。