なんか、出生届をスマホから出来るようにしようとしている地域があるとか。多くの場合、パパが届けるわよねぇ、父親になった最初の自覚です。マイナンバーをそこまで利用したいのか、出生を間違えたら、えらいこっちゃよ~~、皆様、信用出来ます~?

 

え~、目に見える形って、給料明細を受け取った時に税金がゼロになっていたら、そりゃ、目に見えてうれしいかも知れませんが、そもそも給料明細を受け取らないお仕事の人も、世の中にはいるのよ。私みたいに。そういう人は、確定申告の時に恩恵を被るの? そんなことしなくても、還付なのに。

 

それにね、組合が強い特権階級の大手は、減税分以上に手取りが上がっていると存じますので、やっぱり、下層階級の私達には、望ましい対応ではないわね。

 

ということで、今日の「歌謡曲だよ、成澤弘子」は、引き続きフォークソング特集で、岡林信康が歌います「私たちの望むものは」。(後記:私たち「が」ではなく、「の」、なのよ、不思議)。

 

作詞・作曲:岡林信康

 

フォークソングの神様です。今、思いますと、山本コータローの追悼の時も申しましたが、当時の皆様は、ひと言で申しますと、無邪気ですわね。今のように音楽プロデューサーがいるわけでもないし、SNSもない時代、テレビにいっぱい出ることもないのに、世間に広まって行ったパワーは、神がかりです。

 

私の青春時代になると、それがちょっとニューミュージックとあいからまる世界になって、方向性も変わってゆきます。そういう意味では、ちょっと冷めてまして、社会へのメッセージ性も薄れるかも。10年前後のスパンで、若者も変わるのですよ。

 

「私たちの望むものは」、みんな、人それぞれ違います。だから、この歌詞のすべてをまるで信仰するように受け入れは致しませんが、望むものは何なのか提示したことに、多分、意義があるのでしょう。

 

子どもの頃、テレビで観た淀川先生が紹介する映画で、題名も分からないのだけれど、お話の筋が好きで覚えておりますものがございます。銀行強盗が乗った小型飛行機が墜落して、ある田舎の黒人ばかりの貧しい村で、亡くなった犯人とお金の入ったカバンが発見されます。みんな、そのお金をどうするかと会議を開いて、誰それは何にいくら必要とか、じゃ、お前にはいくら必要だとか、お金をねこばばして、みんなで上手に分けるのです。

 

で、みんなに行き渡ったと思いきや、独り暮らしのおじいさんのことを忘れていて、欲張り根性が先に出て、あのじいさんが多額を欲しがったらどうしようと気をもみます。で、勇気を出して、おじいさんに聞いてみると、実りの少ない貧しい畑に立てる案山子に着せる上着が欲しいと言うのです。だったら、犯人が着ていたジャケットがある!ということで、村人達は、安心するのでした~~~。

 

もちろん、こんなぬすっと行為、ほめられた話ではございません。でも、人が欲しいものって、いろいろなんだなと、子ども心に思ったものでございます。

 

う~ん、社会が何かをしてくれるなら、減税よりも、雇用と給付ね。私のような自営業の雇用とは、買ってくれるお客さんがいっぱい来てくれること。それは、経済が流れているということですから、だいたい、社会の末端まで潤わないと、私の賤業は成り立ちません。