昨日、ダイガシから教えてもらったところによると、牧村旬子が歌った「誘惑されて捨てられて」の日本語歌詞を書いたのが、水木かおるだということが分かって、私も楽譜が出ているのを確認致しました。

 

で、水木かおるの名誉のためにも、他にも訳詞を書いているものがあるかと調べましたら、園まりが歌います「太陽はひとりぼっち」があるとのことで、ちゃんとドーナツ盤のレコードが出ているのですが、ジャスラックの登録では訳詞者はタカオ・カンベになってます。

 

これいかに?? タカオ・カンベ=水木かおるなら別よ。

 

これが日本の現状なんですのよ。なんだって、ジャスラックに登録した者の勝ち。書いたと言っているのは水木かおるのサイトや、Uta-Netの歌詞のサイトで、園まりのサイトでは数が多いので一覧表になっていて、訳詞はタカオ・カンベになってます。いくら、昔、レコードが出ていたって、今はそういうことになっちゃうの。

 

確かにね、「太陽の彼方」は、タカオ・カンベの訳詞だったと存じます。「網走番外地」の作詞も。あ、これも不思議なのよね、作曲者は不詳なの。

 

私ね、こういう問題は、文化庁の都倉俊一が一番よくご存じのことだと思いますの。例えば、私が世界の誰かの著作権も有効な人の作品に訳詞を付けても、ただ、それだけのこと。どこに持って行っても、作者の愛人にでもならなくちゃCDは出せないと言われるのがオチですの。せめて出来ることは、英文の訳詞を添えて、提出しておくことだけ。やる気なくすでしょう? でも、提出さえしておけば、臆面もなく個人的に演奏することは出来ます。

 

文学については、「ハリポタ」なんか、日本で出版するために極秘独占交渉したでしょう? 逆の場合は、訳したいという人さえ現れれば、文化庁がお金を出してくれて、海外で出版することが出来るのだと聞いたことがございます。以前、「青銅時代」同人のアルゼンチン人の教授が私の初期の代表作をスペイン語に訳してくれましたが、今、その人と連絡が取れないの。ああ、不幸な私。

 

ということで、今日の「歌謡曲だよ、成澤弘子」は、園まりが歌います「太陽はひとりぼっち」。

 

作詞:アントニオ、作曲:ジョバンニ・フスコ

 

アントニオというのは、映画「太陽はひとりぼっち」の映画を撮ったミケランジェロ・アントニオーニ監督のことでございます。作曲のジョバンニ・フスコは調べたら、いろいろアントニオーニの映画音楽を作ってましたが、良く分かりません。一説には日本人が作った曲だと言っている人もおりましたけれど、ただの都市伝説かしら。

 

だからね、クラシック界で、辻井伸行がドイツのレーベルと正式に契約をしたというのは、外国人として、とってもすごい快挙なんですのよ。

 

日本では他に寺内タケシの演奏も出ております。これはレコード会社が作ってくれたのね。

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そして、元祖。ミーナの歌~~~。ミーナはフランス語でも歌っているらしい。

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