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ORANGE RANGE "花" 歌詞動画 (youtube

 

 

今日は「サリンの日」。たまたま当日、聖路加にいただけという軽いものですから、もう、後遺症はないんですが、やっぱり、この日は寝起きに頭が痛かったり、目がしょぼしょぼしたりします。本当に、とんでもないテロが日本であったものですわ。その割には、テロ対策が行き渡った国に進化したとも思えませんし、日本人の宗教に対する判断能力の乏しさも変わってないように思います。

 

でも、日本人には独特の宗教観がございましてね、とても信仰心の篤い民族だと存じます。逆に、どうして皆様それを誇りに思わないのかと不思議でございます。

 

そのひとつがお彼岸。私は、もう、親も見送りましたし、親しい親戚や友人をいっぱい見送りました。悲しみも月日が癒してくれます。だから、お彼岸の期間は、いろんな死生観を考えるシーズンということにしております。

 

ということで、今日の「歌謡曲だよ、成澤弘子」は、ORANGE RANGEが歌います「花」。

 

作詞・作曲:ORANGE RANGE

 

映画、テレビドラマともに、「いま、会いにゆきます」の主題歌でございました。

 

病気の奥さんが、死んだら、一年後、雨が降ったら戻って来ると言い残して、本当に一年後、夫の前に現れたというお話。原作はコミックでございました。

 

でもね、夫婦役で出会った竹内結子が、本当にお亡くなりになったのでねぇ、中村獅童のお気持ちは、それぞれ違う人生を歩んでいるにしたって、複雑でおられると存じます。熱い男でございますからねぇ。中村獅童って、お母様の死も第一発見者でいらしたんでしょう? そういう役回りの存在なんですわ。

 

人の死にまつわる歌で、生き残った人が、あの世で会おうというシチュエーションは多いかと存じますが、あの世から戻って来るっていうのは、成仏しきれないんでしょうかしら。

 

私は、亡くなった人が、いつも私を見ていてくれる、困っている私を助けてくれるという、実に虫のいい考え方をしております。現に、お彼岸っていうと、私がお墓のお掃除に行くよりも、両親がうちに来て、私の部屋を片付けてくれているかのように、私が掃除を始めます。だから、ほら、最近、地震が多いでしょう?

 

生きた人と亡くなった人を、どこで区切るか。う~ん、それはやっぱり、忘れた時かしら。私は何かにつけて、ああ、あの人はこういうのが得意だったとか、自分で何かしている時に、ふと思い出すんですが、その時、多分、あの世と交信が出来ているのではないかしらと存じます。大丈夫よ、ナルちゃん、出来るよって、あの世の友人が言ってくれているような気がして。