昨日、日本の株価がバブル期を超えたということで、「報道ステーション」で、バブルの頃からずっとディスコに来ている方々の変貌を観て、ビックリ。あえて年には触れませんが。

 

六本木に限らず、ひとつの時代を演出するのがコンセプトのお店は、いろいろございまして、オールディーズでも、ディスコでも、自分の好きな世界で自分の好きないでたちで、時間を費やしてうっぷんを晴らすのが、流行っております。ひとつの趣味性を貫くって、すごい根性だと思いません? 

 

それだけ多様化されているというか、聞いたこともないバンドのおっかけもございます。ほら、純烈だって、ある意味、そういうコミュニティの中で生まれたグループでしょ?

 

ずっと虐げられた存在だったバブル期を知る証券会社の社員の方々は、まるであの時代に戻ったような所作。水を得て元に戻った魚のようで、やっぱり、仕事が人を作るんですのね。だけれど、これだけの円安ですもの、私が外国人だって買うと思うわ。そこらへんは踏まえているのかしら。

 

ということで、今日の「歌謡曲だよ、成澤弘子」は、34年前、つまり1990年のヒット曲から、徳永英明が歌います「壊れかけのRadio」。

 

作詞・作曲:徳永英明

 

当時は、米米クラブや、ドリカムが絶好調でございました。そんな中、思春期を思い出す静かな曲を歌うのは、ちょっと異質だったかも知れませんが、失われた30年の思春期はねぇ、こんなに落ち着いちゃ~いられませんで、青少年の生活水準も落ちておりますから、もっとロマンに欠けた現実的な、う~ん、運動靴ひとつ幾らかを思う時代になってしまいました。実に、給食がありがたい貧困子女も多いわけで。

 

バブルの時、札束がものを言ったようにイメージされてますが、一番得をしたのは、庶民よ。そこまでおこぼれがあったから。例えば、人形町に行ったから人形焼きを買うとか、あぶく銭の衝動買いは、人が動いていれば、お金は落ちたのよ。

 

ま、でも、私もいつも思いますのが、14歳の夏に戻れるものなら、やるべきことをやり遂げたいと思います。でも、いろんなターニングポイントで、少しずつ、人はいろんなものをあきらめて先に進むしかないんですわね。そんなこと、もう、この年になったら、どれだけのことが挽回出来るか、どうでもよくなって来ておりますが。ま、記憶力は劣っても、判断力や思考力はオトナなので、今の心で14歳に戻りたいわね。

 

そんなこと言ったら、今の経済観念でバブルに戻ってみたい。だって、あの頃、個人年金の商品なんかなかったも~ん。だから、み~んな、着物と毛皮に化けちゃった。でもね、おかげ様で、目は肥えました。舌も肥えた。身体は今の方が肥えた。

 

しかし、これで、いかに日本の企業の内部留保が多いか、憎らしいほど分かりましたわね。そのお金、発展のために人に使わなくちゃ。

 

多分、壊れかけていたラジオも、だましだまし使っていたけれど、とうとう壊れておしまいになったのね。新しいのを買いましょうか、いや、今はイヤホンだけでいいらしい。