今日は、神戸の日。と言って、すぐに阪神淡路大震災を思い浮かべる人も、以前よりは少なくなったのでしょう。復興という言葉を聞きながら、何の再起も遂げられないまま余生に入られた方もおられるでしょうね。でも、あの震災は、その後の私達に、いろんなことを教えてくれました。

 

東日本大震災で「絆」で結ばれていたのなら、今回の能登半島地震を受けて、ともに。ともに分かち合おうということでございます。実に、私達は、何の地代家賃も払わずに地球に間借りしているんですから、地震ばかりは、どこに行っても運命共同体でございます。ともにという言葉には、「伴に」という漢字もございますわね。やっぱり、半分は誰かが持つってことね。

 

今は当たり前になっているカセットコンロの口のサイズが同じになったのも、阪神の教訓を生かしてのこと。災害に犬が活躍したのも、ボランティアという役割が身近になったのも、あの地震からですわ。

 

だから、私達、天災に苦しめられながらも、勉強しているのね。そうやって日本人は賢くなって行ったのかと思いますと、人間は進化して行く生き物なのかも知れません。ああ、私は何をして来たのか、少なくとも、語り続けることが、知恵として、残って行くのではないかしら~~~。