松が取れましてから、いろんなニュースが飛び込んで参りましたわね。松本人志が活動休止とか。

 

そして、12月31日に中村メイコがお亡くなりになっていたそうで、あら、黒柳徹子は紅白に普通に出ていた、やっぱりプロねと思っておりましたえら、その前の30日に八代亜紀がお亡くなりになっていたとか。

 

八代亜紀については、明日から特集を組みたく存じます。ということで、今日の「歌謡曲だよ、成澤弘子」は、中村メイコと、元祖・三人娘は仲良しでしたんで、江利チエミが歌います「新妻に捧げる歌」。

 

作詞:中村メイコ、作曲:神津善行

 

ご夫婦の合作でございますわ。この頃、同世代がじゃんじゃん結婚して行ったのよね。

 

「悲しみをなぐさめ、よろこびをわかちあい」、一緒に愛の歌を歌うのが夫婦だそうで、「悲しみはひそやかに、よろこびはおおらかに」という、とっても素直な歌詞。本当にね、夫婦がそうしていたら、離婚なんかしないわよね。

 

私のセレブの従姉とひとつ違いで、同世代なものですから、私の母は、中村メイコが出て来ると、とても喜んでおりました。やっぱり紅白の司会はメイコじゃなくちゃって。なにせ、2歳から芸能生活をしている生き字引みたいな方で、即興でも、定番の芝居の台詞が出て来ちゃう人。

 

中村メイコが結婚した頃、ご自分は芸能界で育ったのだけれど、神津善行が学生時代の友達と集まる世界を面白がって、自分も新しい世界が出来たと喜んでいたのを思い出します。柄にもなく、吉行淳之介の一文を番組で取り上げた時は、赤面してましたし、つまり、可愛い女の子だったのよ~~~。

 

お父様が作家で、ご主人が作曲家で、文化的な世界でずっとお暮しでいらしたんですが、その世代として、新しい形のママの姿や、この頃ではおばば様の姿、あるいは、戦争体験の語り部など、やっぱり口の回る人は、幾つになって利発な子役のままですわね。その通り、お子様方も、ご自分の道に進まれて。「3時のあなた」の司会など、時代を典型する主婦の姿でございましたわよね。

 

晩年、ご夫婦の旅番組でイタリアに行かれた時、泥パックをごっそりお買い上げ。芸能人でございました。

 

あんまり追悼文ばかり書きたくございませんが、個人的に、私のセレブの従姉が心配になって来ちゃった。つまり、老後も、生き死にも、その世代を代表する方なのよ~~~、話し方も、従姉ソックリ。

 

時代は、悪い時代、良い時代があると存じますが、どんな時代も自分の生活を全うされた方。こういうように解釈すれば、女性でも、主婦でも、難を乗り越えられるのかと思ったこと、多々、ございます。知恵なのかな、感情だけではないと思います。

 

謹んで、心より、お悔やみ申します。