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いつも、11月の終わりの歌~~~。晩年のイヴ・モンタンでございますが、デビューした青年期があり、大活躍した壮年期があり、高齢者になってもここまでいい男でいられるって、すごいことだと存じます。顔のシワだの、目が小さくなっただの、それがマイナスになる人は、それだけの歴史しか顔に刻んで来なかったってことかしら。う~ん、優しそうでね、むしろ、お若い時より、魅力が増していると言っていい。

 

 

キッシンジャーがお亡くなりになったそうで。お悔やみ申します。

 

キッシンジャーが政治の表舞台に登場した頃、賢い人だと褒めちぎった人々のほうが先に逝かれて。この頃では、あちこちにお出ましになるたびに、亡霊だと言われておりました。100歳だったそうで、この100年の間、世界は大きく変わりました。だから、時代と共に変わって行った人間の価値観みたいなものが、どこまで受け入れておられたかは、疑問でございますわね。

 

シャープな決断がすべての時もございますが、時には、情にも流されてみなくちゃ、成長を続けるのが人間だもの。

 

しかし、アメリカの優秀なユダヤ人達が広めた最先端の文化というものがございました。ニューヨーカーの文学を読みましても、面白く、新しく、私も触発されましたわ。アメリカ文学へのあこがれだったんでしょうね、特に西海岸よりニューヨークや東部に思いをはせたものでございます。

 

で、今もそうかしらと思ったら、それほどでもない。当時のままなら受け入れるけれど。つまり、時代ってやっぱり移り変わるものなのだと存じます。変わって当然なものなんですのよ。それが進歩なら、おおいに変わっていいんじゃない?

 

身体中のシワの中に入れる生活歴は、死ぬ前に、まだ太陽の背を浴びて暮らしているお若い方から、亡霊と言われないようにセレクションしてから、シワやくすみやシミに反映して行きたいものですわ、年をとるのが嫌なんじゃないの、年をとるほどに魅力的になることのほうが、ちゃんと生きていたことになるのじゃないかしら。そうよ、若い時より、素敵じゃなくちゃ。

 

まだ青いうちに落ちた葉っぱ。

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