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つまり、人間って、痛みに耐えて、やっぱり、サクランボを食べるのですわ。痛みを欲しがっている生き物なのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

Eテレで、ユヴァル・ノア・ハラリへのインタビュー番組をしてまして、前回、4月のNHKの放送では、ハラリだけが、パンデミック後の世界は、ナショナリズムがポピュリズムへと強まって第二次世界大戦を生んだことを指摘していたので、私、ちょっと、彼を誤解しておりました。(4月12日の当ブログを参照)。もしかしたら、NHKの編集の仕方が不十分だったから、私は、間違った解釈をしたのかも知れませんわね。その後、BBCニュースでも、ハラリがインタビューに答えていた時も、ずいぶん、ものをはっきり言う方だと、逆に、イスラエルの象徴的な人物にとらえておりましたの。

 

でも、昨日のEテレの緊急対談では、ああ、いい人!と、思っちゃいました。シチュエーションは変わっていないので、番組の編集の力なのかしら。

 

ハラリは、トランプが1円も出さないと言い出したWHOに1億円も寄付したんですって。それもね、理論の根底を鑑みますと、そもそも、イスラエルは、今回の新型コロナウィルスに対して、情報や治療の仕方を他国から習っていて、自国だけでは対処出来なかったらしいんですのね。だから、グローバルはなくならないというより、グローバルは、パンデミック以前と役割の違う、科学の進歩や真実の情報を伝え合うということで、やっぱり、グローバルはグローバルだとおっしゃるの。

 

で、私、本当に、今後の警告になったのは、世界のいろんな国で進化した、パンデミックの間、人の体内の情報をキャッチして、誰がどこで感染して、どこを歩き回ったかが分かるようになるというシステムは、科学技術の集団が管理するものであって、警察など、国家権力に値するものに、その情報を渡してはいけないということ。私は、自分もですが、子ども達にも、個人ナンバーカードを作らせておりませんので、その繊細な感覚に、敏感なほうだと存じます。通知カードと免許証があれば、私が特定出来るわけですから、何もひとつに情報をまとめる必要はないし、現に、統制に関して間の抜けた日本の政府は、カードがあったって、給付金すら手てこずる始末じゃございませんこと? とても災害に役に立つとは思えませんわ。

 

つまり、人の体温や心拍数や血圧の情報を、独裁者のような国家権力者が手にすると、街中の監視カメラでは、笑顔で拍手をしていても、心の中では、はらわたが煮えくり返っている情報が分かってしまい、反対勢力の意見に癒されているとか、攻撃的な思考をしているということまで分かってしまって、行動のすべてを警戒され、統制され、制限され、支配されてしまうということですの。

 

空港などの検温、便利なシステムでございますが、それを管理するのは、あくまでも、科学の進歩と正確な情報を信じるためのものであるべきだと、ハラリはおっしゃるの。あのね、イスラエルって、第一次中東戦争で、プディングの材料の輸入国まで規制されて、その規制は、2011年まで、廃止されなかったっていうのよ。イスラエルのしていることは、世界の誰もが褒められたものじゃないけれど、一度決められた規制というものは、なかなか、排除されないという典型的な例でございます。

 

どんな科学的根拠があって、他人のお店に張り紙をしているのか存じませんが、自称自粛警察という人に限って、自粛解除後は、出歩くかも知れませんわよね。私は、あまり他人のことに興味がないので、彼らの動向をとやかく申しませんが、この新型コロナウィルスによって、改めて、私達は、公衆衛生学に目覚めましたので、学んだことが当たり前になるように、さらなる新たなウィルスの波が発生しても、科学が何とかしてくれるまで、こうしたほうがいいのだということは、正確に、必要最低限、習慣化していくことをグローバルに分かち合うことが望ましゅうございます。

 

今日から、私の秘密が増えましたわ。もう、公表しないのは、年齢や体重だけじゃございません! 血圧だって、心拍数だって、血糖値だって、脈拍だって、平熱だって、私を特定する大切な個人情報なのです。親切な科学集団にしか渡せません。皆様も、声を出して言ってはなりませぬ、お気を付けになって~~~。