八木大輔ピアノリサイタル☆ヤマハホール | Hirokoのクラシック聴き歩き♪

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【八木大輔ピアノリサイタル】



今年最後のコンサートは、25日(月)銀座ヤマハホールでの八木大輔さんのピアノリサイタルでした。
[日時]2023年12月25日(月)19:00開演
[会場]ヤマハホール
[出演]八木大輔(ピアノ)
[曲目]
♪ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 Op.27-2
♪ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35
♪クープラン:クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲 5.神秘の防壁
♪クープラン:クラヴサン曲集 第3巻 第18組曲 6.ティク・トク・ショック、またはオリーブしぼり機
♪ラヴェル:クープランの墓
第1曲〈前奏曲〉
第2曲 〈フーガ〉
第3曲〈フォルラーヌ〉
第4曲 〈リゴードン〉
第5曲 〈メヌエット〉
第6曲〈トッカータ〉

ヤマハホールは全体が楽器なような木の質感が素敵なホールで響きの好きなホールの一つです。

前半はショパンで、一曲目は、やわらかくまろやかな音色で、想いを込めたじっくりと丁寧なノクターンでした。
二曲目のソナタ第2番は、重厚さと天の調べのような美しさが、バランスよく明確に弾き分けられ、素晴らしかったです。

後半はまず、プークランのクラヴサン曲集から2曲をモダンピアノで演奏するのですが、「神秘の防壁」はとても優雅で和らぎのある響きに感じました。 「ティク・トク・ショック、またはオリーブしぼり機」はとても軽快で楽しく、大好きな曲の一つになりました。

ラヴェルのクープランの墓の組曲はタイトルの「墓」のもつイメージとは違って、とても流麗な美しい調べで、死者を讃えるのか或いは音楽で慰めるのか、とても穏やかな曲で心が落ち着きました。4曲目のリゴードンとう舞曲と、6曲目のトッカータは快活で華やかで気に入りました。

[アンコール]
♪シューベルト=リスト:アヴェ・マリア 
♪ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53

アンコールにはシューベルトの清らかで心洗われる原曲をより華麗に昇華させたリストの「アヴェ・マリア」をこの上なく美しく奏で、最後にありがたく晴れやかな気持になりました。

この後、とてもお疲れのはずなのに、観客の熱い拍手に応えて、さらなる一曲のアンコールがあり、もう一曲というには重量級の「英雄ポロネーズ」を若さ溢れる、キレ良い演奏で、大盛り上がりの大サービスでした!
Bravo!

中学生の時から、聴かせていただいていますが、知的センスがあり、音楽に真摯に取組む姿勢が演奏にあらわれ、聴くたびに音楽性が豊かになるので、毎回とても楽しみです。




会場で配布されたプログラム(表)


会場で配布されたプログラム(裏)


会場で配布されたプログラム


今日の席は1-A-9 最前列の真ん中。


銀座YAMAHAビル


コンサート終了後21時を回っていました。

✨銀座四丁目「銀座三越」と「和光」




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