

みなさん、里芋って言えば何を思いますか~?冬の食材の代表…白くてホコホコ…ねっとり感が美味しい里芋ってやや地味に思えますが 日本には縄文時代から存在しじゃが芋やさつま芋より古い付き合いのお芋さんなんです。親芋を植えると、寄り添うように小芋がたくさんでき、その横に孫芋が出来る!だから子孫繁栄の縁起物としてお正月のおせち料理やお雑煮にもいろいろ使われてきました。地域や育て方、改良等で里芋は10種類以上も有るそうで 8~12月が旬とされ 品種によって時期も特徴も異なりますが 一般的に冬の煮物、汁ものに多く使われます。
ビタミンB群・Cを多く含み、栄養価が高く、食物繊維も豊富。特に他の芋類より水分が多いため、低カロリーで、ヒアルロン酸を多く含み瑞々しい肌を保つことに役立ちます。また、独特のぬめりのムチンとガラクタンが多く含まれ 脳を活性化させる効果も期待され認知症などの防止や老化、ボケの防止に効果大です。
免疫力の強化やがん予防、血中コレステロール値の減少にも効果があり胃潰瘍や胃炎の予防・改善、鼻の粘膜を保護しアレルギー症状の予防や改善の働きも大です。肝臓の解毒作用を助けたり、消化を促す作用もあります。塩分の取り過ぎによる高血圧を防ぎむくみの防止にも効果有りと素晴らしいです。寒い冬場は免疫力が低下しやすく体温も下がりがちです。私たちの体は何とか体温を下げないようにと熱源を激しく燃やしエネルギーを沢山消費消耗します。だから 頑張って冬は熱や活力となる食材”里芋”を食べたいです。身体は、最初に食べた物の栄養を優先的に吸収していく機能があるらしいです。まずは里芋を最初に食べて里芋の栄養と働きをしっかりと吸収し冬場を乗り越え 腹持ちの良い里芋を最初に食べて過食を押えダイエットにも期待したいと思います。
◎里芋団子の白味噌仕立
里芋 中6~8個(皮付き300g 正味200g)
なめこ 1袋
人参 4枚2㎜の輪切り
青ネギ輪切り 小1本分
Ⓐ(小麦粉大s3~4 塩少々)
(白味噌60g(大s山2) コチジャン小s1/2 かつお7g(紙パック) )
① 里芋はきれいに洗って ヒタヒタの水と塩少々と共に火にかけ 柔らかく茹でて熱いうちに
皮をむいてつぶす。(電子レンジで茹でたり 冷凍を柔らかく茹でてもOKです)
② ①にⒶを混ぜてぼってりする位にゴムべら等で滑らかになるように練り、手に水を付けながら15~16個に分けておく。、なめこは湯どおしするか熱湯をかけておく。
③ 鍋に水4cupとかつおを紙パックに入れて火にかけ、沸騰すれば人参と ②を入れて1~2分
弱火で煮込み、かつおを取り出し 白みそをとコチュジャンを味噌漉し器で溶きいれ、味を調えて なめこも加え少し煮立てる。団子を等分に熱々の汁と青ネギと共に盛り付ける。
☆皮ごと茹でた里芋にはぬめりの成分ムチンやカリウムが多く含まれます。また、手もかゆくなりません!もちもちツルンの感触がたまらなく美味です。ちょっと甘めの白味噌が身体と心を温かくしてくれます。団子は他のスープに入れたり…きな粉をかけておやつにも…是非お試しください♪
◎里芋としめじの炊き込みご飯
米 2合
里芋 200g程
しめじ100g(1パック)
人参 適量
Ⓐ(塩小s1 淡口小s1 酒大s1 昆布8㎝角1枚)
①米は洗って30分以上ザルに上げて置く
②里芋は皮をこそげ取って一口大に切り 塩適量でもみ水洗いするか 皮ごと熱湯で8分程茹でて水に取ってつるりと皮をむいて一口大に切る。
③しめじは半分にきりほぐす
人参は紅葉型や梅型でぬいて薄切りにし残りは粗めのみじん切りにする
④炊飯器に①を入れ水と米とⒶでいつもの水加減になるようにセットし 里芋、みじん切り人参 しめじの順にのせてスイッチ。
⑤炊き上がり里芋を半分ほど取出し全体を優しく混ぜ合わせてから取り出した里芋と飾り人参を散らす。有れば銀杏や枝豆なども散らすと更にきれいです。
☆作り方②の皮むき方法のどちらかで里芋の皮をつるりとむいて 炊きこむとつぶれにくくほっこりもっちりの炊き上がりでヒロコでは人気のご飯です。しめじと相性が良く本当においしいご飯ぜひお試しください