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今年も美味しいさつま芋が出回る季節になりました。さつま芋は江戸時代に青木昆陽が薩摩藩から苗を取り寄せ、どこでも栽培出来る作物になったとか・・・。今年のように猛暑、台風、異常気象続きでも豊作で何度となく食糧飢饉を救った作物として有名だとも聞きます。痩せ地で少ない肥料でも育ち、乾燥に強く、同じ土地で何年も栽培出来る、雑草に強いなどの長所がたくさんあり、多収性と作りやすさが昔から奨励された理由なのでしょうか。
 そして、栄養面もビタミンC、ビタミンB群、食物繊維、カルシウム、リン、鉄、カロチン等々たくさん含まれております。りんごの10倍以上のビタミンCが含まれているそうで、やや大きめのさつま芋1本(200g)で1日のビタミンC所要量が摂取できるとのこと・・・。ビタミンCの働きで、肌のメラニン色素が減り、肌のハリも良くなり、老化やガンの予防効果も有るそうです。
 次に、食物繊維(セルロース、ペクチン)はコンニャクと同じぐらい含まれ胃腸の働きがよくなり便秘予防になります。特にさつま芋の食物繊維は良質で、摂取したカロリーの15%を吸着して体外に排出する力もあるそうです。そして、皮も一緒に食べると、皮近くの切り口から出る白い液体“ヤラピン”という栄養成分が、腸の働きをよくし便秘を解消する効果や血液サラサラ効果もあるとか・・・。また、カリウムも多く含まれ体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧低下やむくみの解消に効果有りなどなど・・・。動脈硬化を防ぎ、老化防止、風邪やガンの予防に効果あり、脂質が少なく、肥満防止、高血圧症、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病予防に最高の健康食品で、準完全栄養食品とも呼ばれていると聞きます。
 そして近年、さつま芋ダイエットも話題になっております。ごはん代わりに蒸したさつま芋150gを皮ごと昼か夜どちらかに摂取すると言うものです。含まれるクロロゲン酸の抗酸化作用で糖分の吸収を抑え便通もよく、腸内環境を整えられるのでダイエット効果抜群と評判です。みなさんも、もっともっと身近なさつま芋を見直していただけるとうれしいです!

★★★さつまいもの南国風サラダ★★★
さつまいも・・・400g(大1本)
玉ネギ(小1/2個)→スライサーにかけて水につける
クランベリーまたはレーズン・・・大S2~3
キュウリ1本→3㎜厚さの輪切り、塩をしてしばらくおく
ハム・レタス・・・各適量
A(カレー粉小S1・塩・こしょう) 
B(マヨネーズ大S4程・レモン汁少々)

①さつまいもは大きく切り、水洗いして電子レンジで火を通す。(皮付き)
②熱々を皮ごとつぶしてAとクランベリーを混ぜて冷ます。
③キュウリは洗って水気を絞り、②に加えBで味をととのえる。
④③に玉ネギの水気をよくきり、ハム・レタス等と盛り合わせる。

〈一口メモ〉
カレー粉を入れることで味がひきしまります。皮ごと食べるので栄養効果バツグン。子どもから大人まで日々のおかずやおつまみにもご利用下さい。


★★★田舎風さつまいものポタージュスープ★★★
さつまいも300~350g(中1個)→1.5cm角切り
玉ネギ1/2個→横のうす切り
ベーコン2枚→たて半分に切り、1cmぶつ切り
バター大s1
A(水1cup・スープの素1個)
B(コーンスターチ大s1または片栗粉・水大S2)
牛乳2・1/2cup、水適量、塩、こしょう

①鍋にバターを入れて玉ネギを炒め、さつまいもを加えて軽く炒める。
②Aを加え、ふたをして5分程弱火で煮る。(蒸し煮することでさつま芋の甘味が増す)
③芋が柔らかくなれば粗つぶしにし、牛乳・ベーコンを加えて煮込み、水でかたさ調節する。
④Bでとろみをつけ、塩・こしょうで味をととのえる。


<一口メモ>
少ない水分でじっくり蒸し煮するとビタミンCも壊れにくく美味!甘すぎず、たっぷり食べれて男性にもけっこううけております。コーンスターチの方が時間をおいても固くなりにくいです。