マナーコラムでは、私自身が常日頃に心がけていることや素敵だと感じたこと、得た気づきを記載しております。
どなたかのお役に立てることがありましたら幸いです。
街中で素敵なひとをお見かけしましたので、書き留めておきたいと思います。
駅ビルのエスカレーターでの出来事です。
商業施設の中には、入口から上下階に移動しやすいように、エスカレーターがずっと昇りでなく、途中で入れ替えになっているところがあります。
分かりやすい説明が出てこないのですが、
[上り→上り]
ではなく
[上り→下り(上りは反対側に回る)]
のタイプです
このタイプの場合、下ってくる方と上りたい方が鉢合わせしてしまうことがあります。(私もたまに、ボーッとしていて確認を怠り焦ることがあります。)
ちょうど私が通りかかったときのことです。
まさに、ご年配の女性の方が気づかずにエスカレーターに乗ろうとして、下ってこられた男性と鉢合わせされていました。
すると、男性は「こんにちは」と微笑み、「上りは反対側ですよ」と声をかけられ、ご年配の方も落ち着いて移動されました。
通りすがりの一瞬の出来事でしたが、とても感動してしまいました。
ふつうなら「危ない」「逆です」「反対ですよ」などが、真っ先に出てきそうなシチュエーションで、咄嗟のときに、お相手を焦らせない、落ち着かせる言葉が出てくることが素敵だなぁと思いました。
私もこれからはぜひ真似したいと思ったことでした。