こんばんは。

今日は幾分暖かくなりましたね。





先日に伺った平成中村座のお話を書きますね。


いつもお世話になっている【竹ノ輪】 さんにご招待頂きまして、

歌舞伎鑑賞のイロハを教えて頂けたので、とても楽しむことが出来ました。


浅草駅からは、ずっと道なりに上り旗が出ていますので、迷わず向かえます。


会場では、まず、入場前にイヤホンガイドをレンタルいたします。

レンタル料600円程度に、保証金が1000円です。

こちらは本当に絶妙なタイミングで語りが入りまして、

見所を逃がすことなく愉しむことが出来ますので、絶対にお勧めです!!


そして、浅草名店の沢山のお弁当が出ていますので、こちらも事前に購入いたします。


幕間は2回、25分ずつ入りますが、食事のスピードが遅い方は、1回分の幕間では時間がないと思います。私たちも2回に分けてお弁当をいただきました。




そして、肝心の舞台です!!

一番下にあらすじをのせましたので、ご興味ある方はご覧下さい。

これからご覧になる方も、初めての場合は筋書きを知っておいたほうが楽しめると思います。


1幕目は【車引】(約30分)の舞台では、歌舞伎らしい華やかさと豪快さ、役者の迫力を思う存分愉しませていただけます。


2幕目の【賀の祝】(約1時間)では、イメージが打って変わり演技が中心となります。所々に笑いを織り交ぜての穏やかな日常から、一転して悲劇へと移り変わる流れが淡々と描かれ、第三幕へとつながれます。


最後の3幕目【寺子屋】(約1時間半)では、ハラハラと息つかせぬ演出、涙を誘う演技、とにかく一つ一つに目が離せず舞台に見入ります。そして、クライマックスでは、会場全体から、啜り泣きが聞こえはじめます。


歌舞伎で涙するとは、まったく思っておりませんでしたが、本当に感動するのです。

ぜひ、一度足を運ばれることをお勧めいたします!!


【竹ノ輪】 さん、本当にありがとうございました!!


<以下、あらすじ>

【車引】

梅の花が薫る吉田神社前で、梅王丸と桜丸が出逢います。そこへ、藤原時平ふじわらのしへいを乗せた牛車ぎっしゃが。その車を守るのは舎人とねり松王丸。3兄弟は一歩も引きません。力まかせに車を引き戻そうとすると車は壊れ、中から時平が現われます。梅王丸と桜丸はその眼光の凄みにいすくめられてしまいます。松王丸の願いに免じて、2人は助かります。3兄弟は、父の賀の祝いの後に決着をつけることを約束して別れていきます。


【賀の祝】

3兄弟の父白太夫しらたゆう、70歳の祝いの日。藤原時平ふじわらのしへいに仕える松王丸と菅丞相かんしょうじょうに仕える梅王丸が喧嘩を始めます。2人はそれぞれ父に願書を渡します。松王丸のそれには勘当を願う旨が。梅王丸の願いは、丞相流罪の地、九州・大宰府に赴き主に仕えたいというものでした。松王丸の願いは聞き入れられ、父は松王丸を追い出しますが、梅王丸の願いは叶いません。桜丸は丞相流罪の責任を感じ、父の前で切腹してしまいます。


【寺子屋】

寺子屋を営む武部源蔵たけべげんぞうは、菅丞相かんしょうじょうの子菅秀才かんしゅうさいをかくまっていましたが、藤原時平ふじわらのしへいにその首を出すよう命じられます。悩んだ源蔵は今日入門した小太郎という子の首を代わりに討って、検分役の松王丸に差し出します。彼はその首を菅秀才のものと認めて去ります。ほっとする源蔵夫婦のもとへ松王丸がふたたび現れ、菅家の恩に報いるために自分の子、小太郎を身代わりにしたと告げ、わが子を死なせた苦衷を語り嘆きます。やがて、丞相の御台所みだいどころが招き入れられ、母と子は対面。人々は小太郎にたむけて、いろは四十八文字になぞらえた野辺送りを営みます。


≪参考URL≫

http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/exp2/w/018.html