イ・ミンギ、ナナ、カン・ミンヒョク、イ・フィヒャン
全16話
原題：오! 주인님（オ！ご主人様）
韓国放送：2021年3月〜（MBC）
平均視聴率：1.54％
最高視聴率：2.6%
◾️相関図
◾️登場人物
ハン・ビス（イ・ミンギ）
売れっ子スリラードラマ作家。容姿も家柄もよく完璧に見えるが、実は自信過剰で超自己中心的なトラブルメーカー。次期ドラマの撮影中に現場で主演女優と揉めて降板させてしまい、打ち切りの危機に直面する。
オ・ジュイン（ナナ）
“ラブコメの女王”として君臨する女優。人気と実力を兼ね備えたトップ女優だが、私生活では認知症の母を支えていた。いつか父の生前に家族で暮らしていた家を買い戻し、母と共に暮らすことを目標にして頑張ってきた。
チョン・ユジン（カン・ミニョク）
KTコスメティクス経営企画理事であり、財閥３世の御曹司。温厚な性格で、高校時代に一目惚れしたジュインを一途に思い続けている。フランス留学後、ビジュアルアーティストとして活動していたが、ジュインに告白するため帰国した。
◾️ストーリー
ビスは、次期ドラマの主演女優が決まらないことで焦る中、一人で暮らしていた家を母親に勝手に売却され、止むなく引っ越すが、環境が変わったせいで脚本も書けなくなってしまう。
一方、ジュインは以前住んでいた家を買い戻すことが出来たものの、母親の認知症が悪化したことで一緒に住む夢が叶わず、気持ちが沈んでいた。
そんな時、自分の家を買ったのがジュインだと知ったビスは、ジュインに脚本を書く間の3カ月だけ同居をさせて欲しいと頼む。ビスの作品に出演したいと思っていたジュインは、自分に敬意を示すよう「ジュイン様」と呼ぶことを条件にビスの申し出を受け入れる。
そうして２人は秘密の契約同居を始めたのだが…。
イ・ミンギ＆ナナの共演で
期待して見ました！
が…
ちょっと残念でした
（視聴率の低さほど悪くはなかったけど）
前半は、ラブコメの定番？
過去の傷のせいで傲慢になった
性格最悪な高スペック男が
心温かいヒロインと関わる内に
優しい心を取り戻すとともに
ヒロインに惹かれていき…
ヒロインも傲慢男の意外な優しさに触れ
徐々に惹かれていくけど
財閥の御曹司で性格もよい親友から
思いもよらず告白され
三角関係に〜…という流れ
そこはミンギくんの演技力もあって
面白いことは面白かったんだけど…
１話でビスが交通事故に遭って
天使？のような男に助けられ…って時点で
なに？ファンタジー？！
いずれビスは死ぬの？
サッドエンドなの？！
ってなって、ラブコメとしては
見られなくなっちゃったというか？
それでも、ジュインとビスが
それぞれ母親を思う気持ちと
母親たちが子供達を思う気持ちは
とっても温かくて
そのあたりの話は良かったし
２人の母親が２人とも不治の病
ということもあって
泣けるシーンもあったので
悪くなかったんですけどね
２人の母親が実は高校時代の親友で
ビスが親しくしていたアジョッシは
ビスの母親の初恋の人だった
っていうありえない偶然も
ドラマだからアリかなって思えたし
後半、スレギの様なビスの父親が
実は良い人という反転があるんじゃ？
という期待が外れて
あっさり成敗されたのは
拍子抜けではあるものの
まあそこもいいか…だったし
三角関係にさほど見せ場がないのも
ユジンが終始紳士的で
良い人のまま身を引いたことで
未来につながるようになったので
まあ良かったんです
ただ・・
後半のビスの選択が
好みじゃなくて…
自分が消える(死ぬ)ことを知ったビスが
ジュインのために悪い男を演じ
元カノを利用して突き放した
…のは良いとして
冷たく突き放したのなら
最後までやり通して欲しかったし
結局は真相を話しちゃうのなら
初めから突き放したりせずに
最後の時をもっと大切に過ごして
感動的にしてくれれば良かったのに
突き放しては、よりを戻し
よりを戻しては、また突き放し
結局は残り少なくなった時間を
何てことなく過ごしたような…
実際にこんなことが起きて
自分の死が迫っているのを知ったら
迷うのも当然だとは思うし
ビスの行動も理解はできるけど
ドラマなんだから
もう少し感動的にして欲しかったな…と
さらに残念なことに主演の２人には
なぜか最後までときめかず
キュンもなかったんですよね
けっこうなシーンもあったのに〜
最後にビスがジュインに
叶わない未来を語ったシーンにも
全く感動できなかったし
ビスが消えてしまって
ジュインが泣き崩れるシーンでさえも
全く泣けず(^^;;
結局、このドラマ
ジュインも
ジュインの母親も
ビスの母親も
ビスの主治医の女医さんまでも
みーんな愛する人に先立たれて
その後の人生はその人を想いながら
切なく過ごす(した)
って話なわけで…
（ジュインはこの後どうなるかわからないけど）
心から愛し合える人と出会えただけでも
幸せだというのは解るし
良い思い出があるのは幸せ…だとしても
残された人が切な過ぎでは？？
ビスとビスの父親が亡くなったのも
自分の不注意による
単純な交通事故だったから
ただ左右をよく見てから
道路を渡っていれば
不幸は起きなかったわけで
誰かを助けるために事故に遭ったとか
何か納得のいく理由があれば
感動もできたかもだけど
だからと言って
例えば父親が奇跡を起こして
ビスが死なない最後も
あの流れでは良いとは思えなくて…
私としては
ビスはジュインを泣く泣く突き放して
誰にも気付かれずこの世を去り
ジュインは真相を知らないまま
消えたビスを想って
しばらくは胸を痛めるけど
１年近く経った頃に
ユジンと幸せになる道を選び…
そのあと
１年後に届いたビスの手紙を読んで
ジュインとユジンが真相を知る
「君と過ごした時間は
父親がくれた贈り物だった
初めて愛を知り、幸せな日々だった
傷つけてごめん
愛する人と共に幸せになって…」
みたいな？
それで、ジュインとユジンは
ビスの思い出を胸に抱きつつ
２人で幸せになろうって
涙を浮かべながら微笑み合う…
みたいに？
ジュインに幸せが見えるラストが
良かったな〜…
でも、度々登場した黄色いスイセンの花に
何か意味があるのかと花言葉を調べたら
もう一度愛して下さい
私の愛にこたえて
私のもとへ帰って
というのがあったので
このドラマでは１人の人との純愛を
描きたかったんでしょうかね？
というわけで
いろいろ好みに合わなくて
全くハマれず残念だったんですが
ビスとジュインの２人の母親は
とても良かったので
そこだけでも見る価値はありました
特にビスの母親は最高で
ビスとの親子関係も良かったし
本当に泣けた‼︎(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
イ・フィヒャンさんって
悪女役で見ることが多かったけど
今回の役は本当に素敵な女性＆母で
綺麗に見えました
生前葬も…いいな…
あとは…
『明日、キミと』のパク・ジュヒさんが
ビスの元カノ役で出てきたのも
ちょっと嬉しかったし
『君の視線が止まる先に』で印象的だった
チャン・ウィスくんにも「Oh！」
って思いました
そうそうサブカップルたちも
残念要素でしたね(^^;;
こちらの２人↓はまだ良いとしても
この２人↓は…
女性がイタすぎてツラかった(･･;)
と、あれこれ不満に思うことが多くて
ダラダラと長くなりましたが〜
ナナ・ヘップバーンは
美しかったです！
