ひょんな事から、夫の喫煙が分かった
高血圧で、投薬受けていて、塩分や食事を栄養士の私が管理して、黒酢、フルーツ、ナッツetc:・・
一向に下がらず、あとは運動を進めるが、毎晩の飲酒もあり、身体を労る自覚もない
今、夫に何かが突然あり、機能停止を何より恐れる私は、夫の健康管理に、かなりの労力を費やしてきた
15年前に、禁煙を誓ってから私は又15年騙されてしていた事実
だいたい、元肺がん患者が、タバコすう?
怒り心頭とは、このこと!
ぶちギレた、土曜の昼下がり
障害者の息子を思ったら、少しでも長生きを努力しようともしない夫に
30年間の嘘に、呆れ果てた
私は、台所から包丁を持ち出し、自らの
喉にあてがいながら、おっとと向き合った
弁護士からの、入院記録のカルテに私を「アイツ」と、呼び続けていた事実
「あんた、暇だろう?」と、言いはなった最近
夫に殺意を抱くわたし
夫無くして、今の息子の生活は立ち行かないから、私が死を選ぶと切り出した
4年前、自殺未遂に終わったあの頃と、今の私は何ら変わっていない
夫が自己弁明するたびに、強く包丁を自らののど越しに押し当てた
興奮しつつ、何処か冷静で白けた自分もあった
この男には、何も伝わらないんだ
何度、こう感じさせるのだろう?
せめて、せめて、息子の事だけは、心を入れ替え、真摯に向き合うべきだ
「ばか野郎!」
最後に、私は夫をグーでなぐった
やっぱり、その手は痛かった