昨日、十字路の手前2台目で、右折するため信号が青に変わるのを、待っていた。
私の1台前は、白い軽自動車だった。
暫しし、信号が青となり、私の前の軽自動車は、ゆっくりと交差点に進入して行き、私もブレーキペダルを離し前進を始めた瞬間、目前の軽自動車に左手から、凄いスピードでワゴン車が追突した。
軽自動車は軽く弾き飛ばされたが、両運転手は車から降りてくるのを、見届けた。
完全な信号無視だ。
身体の震えが収まらず、その場から一番近いコンビニに入り、ホットコーヒーを買い、駐車場に停めた車の中で、ゆっくりと時間をかけて飲んだ。
もし、私の車が一台目だったら?
私はまだ、あの場所にいた。
私が、事故に遇っていた。
もしかしたら怪我を、又、もしかしたら他の車にも絡んでいたかもしれぬ。
息子の事故が、とてもとても身近に思えた。
どうやったって、避けられない事故はある!!
何故?
どうして?
なんて思いも湧かぬ、歴然と運命的の事故だ。
どんなに気を付けても、起こるべきして起こる事はある。
重い病もそうだろう。
事故も病気も、人を選ばない。
いや、運命だとしたら、それは選ばれたと言う事になるのか。
人は必ず死を迎える。
それは、絶対的事実で、例外はない。
だとしたら、今を生かされている人間には、死よりも大切な事があるのではないだろうか?
命に代えてでも、守らなければいけない事!!
そう、それは各々の中に必ずあるはず。
そして、人の人生は長さや、短さでは当然計れず、今の私には死を迎えた時が、そうあるべき時だったのだ!
と、思える。
目の前の私の山積みの宿題に、集中しよう。