朝方、眠りにつき昼頃起き、主人と二人で、私の作ったご飯を食べる。
深夜の静けさや、暗闇がいいのだと。
早く寝る夫に替わり、私が12時頃まで付き合う。
後、私は自室で、1時間程パソコンを開き、午前1時には睡眠薬を飲み寝る。
息子は、その後録り貯めたDVDを観たり、ゲームしたり、運動器具で身体を動かしたり・・・・
今朝方3時頃、私は珍しく目が覚めた。
そっと、リビングを覗くと、息子は見もしない番組を、ボリュームを下げつけたまま、夫がバイトとして与えた手仕事を、静かに黙々とやっていた。
私には、息子が孤独に一人耐えている様に見えた。
左脳損傷で、自分の気持ちや語彙、表現力は失われているが、明らかに私達を気遣い、時を過ごしている。
「もう、テレビやゲームしか俺にはない!」
そう言っていた息子。
携帯も友達も思い出も当たり前の未来も好きだった読書も・・・命以外の多くを失った息子。
涙をこらえ、、そっと自室に戻り布団をかぶった。
まだ25歳、あの事故がなかったら、薬学部に席を起き、人生を楽しんでいただろうに。
中途障害者は、厳しいね!
先日の血液内科受診日で、裁判に必要な私のがん診断書をお願いするため、主治医に事情を話していたら、入力秘書に思い切り振り返えられ、ガン見され、ナースに至っては肩をさすられ廊下まで付き添われ、大変でしょうが、ご自分の身体も労って下さいね!
なーんて、同情された。
私の人生も、他人から見たら、相当哀れらしい。
早く、誰も知らぬ地で生活したい!