沢山、眠った朝は郵便配達物の、カタッていう音で、目が醒めた。起きなきゃ…起きなきゃ…と、意識しながら、夢の世界に身を置いていた。修学旅行の夢だった。駅に到着しそうなのに、私だけ広げた荷物を、片付けられない。回りの皆が急かす。 親友に、「お願い助けて!」と、懇願するも親友は立ったまま慌てる私を静観している。列車は、駅に着いてしまっても、私は一人荷物の片付けをし続ける。変な夢。 でも、今の現実よりずーっとマシだ。