昨夜は、夫が飲み会と云う仕事?だったので、息子とスーパーへ行き、食べたいものカゴに入れていいよー!

って、言ったら朝から、すごーく楽しみにしていた息子。


何か…悲しい。

大学生だったら、好きな時好きな物を、好きなだけ食べてただろうに、いつもやる気のない母が、作った食事を黙って食べている息子。


久しぶりの外出だし、こんな当たり前の事が、嬉しいなんて、やっぱり泣けてくる。


カップラーメン、おこわのおにぎり、炭酸ジュース等、私が絶対食卓に上げない様な物ばかり、選ぶ。


そっか、食べたかったんだね

いつも、我慢して黙って食べてたんだね。


帰り際、隣のUNIQLOで、ポップな柄のTシャツを選ぶ。

センスは相変わらず良い。


昔の息子と、事故後の息子が、混在する現実に、私は戸惑う。

私は、二人きりになると、どうしても、事故前後の話を、息子にしてしまう。

そして昨夜は、散々振り回され、やっと見えてきた未来を前に、何故こんな事になったんだ?何て、親不幸なの?私が、どんなに苦しみ、毎日泣いているのを、知っているの?私は病気だから、長生き出来ないし、お父さんも先に逝くのよ?どうするの?



畳みかける様に、言ってしまった。



終始、黙って聞いていた息子が、口を開いた。


「俺、終わっているよね。全て失ったよね。」


解っているんだ…


なのに、何て酷い母だろう。


障害者の息子に、甘え愚痴を溢すなんて!最低だ!


私って…