日本の大学で、作業療法専攻だった私はとっても興味深い授業を受けた。

それは「障害の定義は何か」という話。日本の法律では障害者を「身体障害、知的障害又は精神障害があるため、継続的に日常 生活又は社会生活に相当な制限を受ける」定義してる。要するに、その障害のせいで日常生活や社会生活に困難があるなら障害者になる。

その授業を受けた後、先生が面白い質問をして、実は今もずっと自分の中で納得できてないことがある。

世の中には、視力が悪くてメガネをかけている人がたくさんいる。コンタクトを使ってる人がたくさんいる。彼らはメガネやコンタクトがなければ、車の運転ができない。黒板に書かれた文字が読めない。歩くことも危ないかもしれない。日常生活で大きな制限を受ける。しかし、彼らはメガネやコンタクトがあるから、普通の日常生活を送ることができる。誰も彼らを障害者とは呼ばないし、むしろ頭の良いイメージすらある。

一方で、パラリンピックに出るような人はどうか。例えば、義足をつけている人。彼らは義足がなければ歩けないかもしれない。しかし、義足があれば、健常者以上の身体機能を発揮する。走ったり、ステップを踏んでダンスを踊だったり、健常者よりも遥かに高い身体機能を見せる。しかし彼らは障害者である。

この2つの違いはなんなんだろう。どちらも、補助具(メガネや義足)がなければ日常生活で重大な障害をきたすが、あれば健常者と同じかそれ以上の力を発揮する。でも前者は障害者ではなく後者は障害者。義足は保険で買えるけど、コンタクトやメガネは保険が効かない。

なんでだ?じゃあそもそも障害者の定義ってなんや?というのが日本の大学入学時代からの疑問だった。


そこから少し経って、授業で発達障害について学んだ。私はある有名な発達障害の1つが、私に当てはまりすぎて震えた。

当時クラスメートたちも「これ私のことやん」「これはあの子っぽい」なんて性格診断の一つみたいに話してたから、多分そう感じたのは私だけではなかったのかな。とも思ったけど、私は客観的にみてもやっぱりその障害なんじゃないかと思いら続けてた。

ただその話を深刻に友達にしたら「それは本当にその障害のある子に失礼なんじゃない?」と言われたし、母親にも「それでそう思って何をどうしたいのか?」と聞かれた。

確かに、それはもっともな意見で、そこそこの高校に行って、まあまあな大学に行って、そのまま大学病院で働いた。崖っぷちだったけど、浪人したり留年することもなくストレートで進み、アメリカに行くためにお金を貯め目標を達成してアメリカに来た。人間関係で悩んだことはあったけど、今も中学や高校、大学の友達と関わっていてアメリカでも友達ができた。特に大きな失敗も問題もなく人生歩めてるなは自分でもわかってる。

けど、どうしてもどうしても今も昔もざっと苦しんでることがあって、それがどうしようもなく「不注意でめんどくさがり屋」で人が気にしていることが「気にならない」性格だということ。

中学の頃はクラスの室長をやってたのに忘れ物がすっごく多くて怒られてばっかりだった。それは今でも続いてて、その典型例が電気の消し忘れ。物の置き忘れ。実家にいたときや一人暮らしの時は、まあ別に大きな問題ではなかったけど、マイカー実家に暮らしてる今、それがマイキー母の怒りに触れてるのは分かってる。これに関したはすっごく申し訳なく感じてる。マイキーにも何度も叱られるんだけど、わかってるのに出来ない。びっくりするほど物を無くすし忘れる。
お母さんはは、こんな私の性格を分かってたから、私が看護師になりたいと言った高校生の時に「あなたが絶対になってはいけない職業」と言ってきた。その点作業療法士は医療行為をしないので、薬を間違える、とかの心配が少ない。

すっごい苦しいんだけど、やっぱり忘れる。お母さんには昔から、「部屋を出たり、どこかに行く時は一度確認しなさい」と言われてるんだけど、やっぱり部屋を移動する程度だとついつい忘れてしまう。でも普通の人は、部屋を出る時に立ち止まって電気の付け消しなんて気にしないでしょ。

あとは、人が気にしていることを気にしない。例えば、脇毛を剃り忘れてプールの授業に参加したり、コンタクトレンズのゴミをベッドサイドに置いたり、、、等々。
前に発達障害のユーチューバーが、それは他の人にとって当たり前じゃなかった。って言ってて私じゃん!ってなった。

私って人より不注意でめんどくさがり屋なんだってのは昔から薄々気づいてた。だから初めてアメリカに来た時、人々のめんどくさいを解決するアメリカ社会を見て、私って日本ならダメだけどアメリカならいいかも!って思ったんだよね。
どこにでもあるゴミ箱。生ゴミ処理なんていらないディスポーザー。干す必要のない洗濯。どこでも車。つけっぱなしのエアコン。料理なんて一日1回でもすればオッケ!

そんなアメリカ社会にとてつもない魅力を感じてやってきたわけなんだけど、、、まあ日本以上ではないけどやはり私の不注意とめんどくさがり屋はアメリカでも迷惑レベルなのね。。。とつくづく自分にがっかりする。。。


自分の家なら誰にも文句言われず、自由に不注意ライフを謳歌できるんだけどね。。。もうちょっと私の障害なんとかしないと、、、