前回の続き
なぜ、私が物々交換(原点回帰)をしたいのか。
「原点回帰」とは、基本に戻ること。
・「原点」は、物事を考える時の出発点。
・「回帰」は、ひと回りして元のところに戻ること。
「今」だけ見てたら、何が本当に大事にしなきゃいけないのかが分からない。
だから、一回原点に戻って、そこから何が必要なことなのか、自分で考えたい。
どういうことか
わたし、お金に囚われているよなーって感じていて。
将来が不安で、お金が欲しいから、毎日せかせかと働くし、節約についてもよく考える。
(いや、お金だけではなく、仕事の面白さ、やりがいも感じてはいる。でも、将来の不安はちゃんとある💦)
じゃあ、いくらあったら安心するの?
いつまで必死に働かないといけないの?
でも、はっきりとしたゴールが分からない。
お金のためと思って働くのは苦しい。
収入が少なくても、それなりに生活はできる。
でも、子供が行きたい学校へ進学できるように、
老後、旅行に行けるくらいの蓄えがあれば、など、
欲はいくらでも出るわけで。
そしたら、もう一生お金の囚われから抜けることができないのである。
そんな生活はもう嫌だ
じゃあ、本当の私の幸せってどこなのか。
今は「ある」が標準装備。
生まれてから身につけてきた価値観を疑ったこともなかった。
けれど、だんだん苦しくなってきた。
ここへきて、自分の当たり前を疑い始めた。
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン、電子レンジ‥、あるのが当たり前。
持っていたら、もっと機能がよいものが欲しくなる。もっと便利なものが欲しくなる。
欲は尽きない。
私の疑問は、じゃあなかったら生きていけないのかだ。
スマホも電話も、車もシャンプーも、柔軟剤も、クレンジングもゲームも元々なかった。
なければないで生きていけるんじゃないか
だから、今から標準装備をそぎ落としていって、
ないところから、どの地点が私にとっての最適解なのかを見つけたい。
そうすれば、周りの価値観に左右されず、必要な分だけ稼げばいいわけで。
だって、原点は必要な時、必要なものを交換してたんだもの。
将来の不安に備えて、自分だけお金を貯めておきたいっていう欲がそもそもの間違いで。
協力しながら生きてきた世界から、
富を奪い合う戦争のある世界になっちゃったんだ。
人間が欲を出したから、環境破壊も起きて、結局自分たちの首を絞めている。
だから、原点回帰は、お金だけの話ではとどまらず、
人と人とが協力して自然の中で生きていたところまで戻る事。
それが、私にとっての矛盾のない暮らし。
世界中の人の考えを変えようとするのは不可能。
出来たらいいけど。
でも、そこに向かって今できることをしていこうって思ってる。
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祖谷渓。素晴らしい景色だった